★ 厳寒、耐えたハマシギ ★

2019年03月02日

日射しが強くなり、雪が解けだして喜んでいるシギがいます。北極海沿岸で繁殖しているハマシギです。赤道直下まで長距離移動をするシギやチドリが多い中、南下せず居残り、マイナス20℃以下になる野付湾で長い冬を越しました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ◆  厳寒、耐えたハマシギ  ◆

1月のはじめから野付湾はほぼ全面が凍りました。ハマシギが使っていた砂の渚は、氷で覆い尽くされ、餌場にしていた浜が使用不能になったのです。

そこで彼らは対岸の春別川の河口に砂浜を拠点にして、生活を始めました。春別川は河口の出口まで凍ってしまいますが、海に出ると砂浜が残っているのです。

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干潮になると河口のすぐ近くに砂浜が顔を出します。いずれ砂が堆積して砂嘴が伸びていくところです。餌場としてゴカイやアサリの稚貝がとれます。

そして多くのアマモや海草が流れ寄ります。その中で生きる生き物が餌として役立ちます。厳寒でも凍らない場所は貴重です。

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ここをねぐらにするオオハクチョウやマガモと一緒になり餌とりをする30羽ほどのハマシギ。遠慮しながら懸命に生息してしてきました。

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雪解けが進み、野付半島の先の浜の雪が融け、地面が見えてきました。打ち上げられる氷には流れてきたアマモが付着しています。小さな生き物がいるようで、せっせと探し回り食べています。

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まだ砂の渚は顔を出しませんが、もうすぐです。太陽のエネルギーがますます強くなってきてますから。

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               身近な風景 : サケの定置網も越冬

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コメント

おなかの白さが光に当たって美しいです。

ハマシギ、頑張ったね。
それを見守っていた人間がいたんだよと伝えてやりたいね。

大和の国ではウグイスがもうだいぶ前から囀り始め、モズが身のまわりの鳥たちのマネシをして楽しませてくれます。今朝はカワラヒワの声でした。

鳥にとっては、冬の餌場を確保するために、凍らない浜辺が必要なんですね
ハマシギくんも、生きるための努力をしている姿、そう思うとけなげです

ロシアが不凍港を求めて極東のウラジオストクに進出してきたのと似ていますね (ちょっと違うかな?)

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