★ 冬季のトビは美しい ★

2019年02月27日

冬季のトビは美しい。夏季には絶対美しいと思ったことが一度もないのに。何故でしょう。まるで新品のトビに見えるから不思議です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ◆  冬季のトビは美しい  ◆

根室地方のトビは秋、2番牧草の刈り取りが終わると数が少なくなります。彼らが食べる昆虫やカエル、ネズミが捕りずらくなるからです。

おそらく根室地方で繁殖するトビの大半が温かい南の方に移動して行くのではないかと思っています。トビの渡りの研究がまだやられていないのです。

ところが、2月、風蓮湖の氷下待ち網漁が始まるとたくさんいるのです。カラスよりも、オジロワシやオオワシよりも数が多いのです。それまでどこに行っていたの、と疑問がわくほどの多さです。

長い間、疑問に思っていたのですが、ロシア極東地方の鳥類論文を読んいてひらめきました。カムチャッカ半島の千島列島寄りの地域でたくさん越冬しているのです。

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オジロワシやオオワシ、イヌワシたちがたくさん集まり、越冬している地域です。おそらく、トビも南下してくるオジロワシやオオワシ同様、一部が根室地域へ渡ってきているのです。

トビはタカの仲間にも関わらず、他のタカより劣っていると思われがちです。しかし、トビは海辺や人里を中心に日本中で大繁殖を遂げたタカです。渡りをしないと思われているのも当然です。いつもいるからです。でも、根室地方は違うみたいです。

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トビを観察していると、飛行能力がすごいことが分かります。羽ばたくことなく、上空へ舞い上がっていきます。上昇気流をうまくとらえます。タカにしては幅広な大きな翼で敏感に風をとらえます。

他のタカやワシよりも風をとらえる能力が高く、無駄なく、すばやく上昇して行きます。これで、体力を無駄に使わず、空から食べ物を探せるのです。

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タカ類が持つ優れた視力で食べれる物を見つけると急降下、水面や地面をかすめてつかみ、飛び去っていきます。

風蓮湖では、漁師が保管しているスノーモービル置き場付近に集まり、人の動きを観察しています。作業が始まると、網揚げの現場を上昇し、高みから探索しています。おこぼれがあれば、急行して狙います。

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ワシたちが用心している間に集まり、かっさらっていくのです。トビたちは人の動きを注視して、効率よく食べ物を得る方法を編み出しているのです。

190217-111559002.JPG              カレイをつかんで飛び去っていきます。

               恐るべし、トビたち。見習うべし、・・・。

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              身近な風景 : 湖上をスノーモービルで走る

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