★ オジロワシも必死 ★

2019年02月20日

最高にひもじい季節です。氷と雪は水面と大地を覆いつくし、食べる物を隠してしまいます。根室の厳しい自然の中で暮らすには元気と賢さ、知恵を結集しないと生きていけません。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ◆  オジロワシも必死  ◆

オジロワシは魚が主食です。秋から初冬にかけては、カラフトマスやシロザケを知床半島や国後島、択捉島の沿岸や河川で食べることができます。豊かな時期です。

それが凍りだすと貧困の時季に入ります。以前、大群のコマイが野付半島の浅瀬で産卵していたころは、沖に出ては大きなコマイを足で握り、陸に帰ってきて食べ、また出かけることを繰り返していました。

コマイの定置網がある時は、毎日の網揚げで雑魚をもらっていました。オジロワシだけでなくオオワシやワタリガラス、ハシブト、ハシボソカラス、カモメたち、キタキツネが恩恵に与っていました。190217-110711002.JPG

今はその恩恵がすべてなくなりました。湾内の氷下待ち網も数えるほどしかありません。10年前には網揚げのときに、100羽以上集まってきたオオワシやオジロワシ、今や幻です。

それでも、数少ない網揚げのときにばらまかれるカジカやカレイをハシブトガラスやトビ、カモメと取り合って食べるオジロワシ。先取りされても、追いかけて横取りします。

190217-105944001.JPG              若きオジロワシが魚を持ったトビを追う

足で握ったり、嘴にくわえている限り、諦めず、放すまで追いかけます。体が大きく、スピードがあるからできるのです。落とせば、急降下してかっさらいます。

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オジロワシの必死さを目の前で見ることができる瞬間です。生きるとは、命をつなぐとは、見栄なんてなき世界です。

190217-110713004.JPG                   魚を指でがっちり摑まえて

もすぐ氷が解けだせば、北のカムチャッカ半島へ旅立ちです。

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                 身近な風景 : 今は、お休み小舟

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コメント

1枚目の写真、優雅な姿ですね

それに比べて2枚目、必死の形相が伝わります

北の地で生きることの大変さ、よくわかりました

トビに比べてオジロワシがいかに大きいか写真でよくわかります。

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