★ エゾジカのメス群れ ★

2019年02月12日

野付半島の自然は今時期が一番厳しいときです。流氷が知床半島にやってきてオホーツク海を埋め尽くすと北から流れてくる風の温度がとても冷えてきます。地上に降り積もった雪は細かな砂みたいになり、強風にさらされると地面を走ります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ◆  エゾジカのメス群れ  ◆

砂漠のように砂雪が吹き溜まり、表面が硬く締まります。それまで柔らかい雪面を掻いて地面の下の枯草を掘り起こしてきたエゾジカの苦労が始まります。

雪面が硬くなると歩くのに力が入ります。雪の下の枯草を掘り出す負荷が数倍に増します。積雪は深くないが、硬さに邪魔されます。

オスの群、メスの群になって採食するエゾジカの行動に変化が生まれます。力のないメスの群は積雪の少ない場所を求め移動します。

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昼間は人の眼に触れない林の中や風当たりの少ない場所にいたメスや小鹿は夕方になると草を求め砂嘴と砂嘴の間にできた湿地帯に集まってきます。くぼみになっていて雪が比較的少ない場所です。

夏季でもやってきますが、厳寒期は特に集まってきます。表面は凍っていて歩きやすくなっています。下に水分があり、葦やスゲの新芽が潜んでいるようです。

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この時期、メスたちは100頭以上の群になり行動しています。雪のない時期は警戒心が強く、近寄るとすぐに逃げるのですが、人が来ないこともありのんびりとした様子です。

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今季は雪の量が少なく、どの個体も背骨が出たり、毛のつや悪いのがいません。マイナス15℃以下になる日が続きましたが、雪の少ない方がエゾジカのメスたちには幸せなことです。

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                 身近な風景 : 厳寒の日の出を見る

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