★ サンピラー of ダイアモンドダスト ★

2019年02月14日

何の前触れもなく現れた真っ白に輝く白い柱。ときは2月11日朝の7時37分。気温マイナス19℃。屈斜路湖の外輪山で最も標高の高い藻琴山(1000㍍)に登る途中で、谷あいから立ち上がるくっきりした光の柱を見つけました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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              ◆  サンピラー of ダイアモンドダスト  ◆

摩周湖の上に靄(もや)がかかり、日の出が見えなくて、ちょっとがっかりして登ってるときでした。靄が薄らぎ太陽の光が射してきたのです。見ると谷の下から太陽に向け強力なライトを当てるように光の柱が登っています。

しばらく呆然と眺めていました。これまで何度も挑戦してみることができなかったダイアモンドダストが絡むサンピラーです。生まれて初めて見るサンピラー。あこがれてきたサンピラーです。

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地平線や水平線に太陽が上がる、沈む時に現れるサンピラーは何度もお目にかかり、カメラに撮ってきました。でも、朝に発生するダイアモンドダストに映し出されるサンピラーは人生で初めてです。

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空気中に舞う氷の結晶が演出する現象です。氷の結晶は六角板状です。風が弱いと氷の結晶は落下の際に受ける空気抵抗で水平に浮かびます。この水平に浮かんだ結晶の表面に太陽光線が反射、屈折し、太陽が柱状にみえるのです。太陽の虚像になって太陽柱に見えるのです。

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すぐに消えてしまうかもと思い、慌ててカメラのシャッターを押し続けました。しかし、それは杞憂でした。少しずつ登って行っても違う場所で現れるのです。1時間を過ぎると、太陽光で谷底から上昇気流が生まれ、ダイアモンドダストが上がってきます。

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樹霜で真白になったダケカンバの矮小灌木が生える斜面を、這うようにダイアモンドダストが湧き上がってきます。目の前でダイアモンドダストに反射して浮きあがるサンピラー。

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    登ることがこんなに楽しく、苦しいと思わないことはめったにないことでした。

                    いやはや極楽の美しさ。

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               身近な風景 : スノボウ背負って

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