★ コクガン・流氷とともに ★

2019年01月22日

野付湾が湾の奥の方から凍ってきだし、早くもひと月以上になりました。氷の張ってくる面積が広くなり、湾内の80%ほどになってきました。12月中は湾内でアマモを食べていたコクガンは氷に押し出される形で、半島の先と尾岱沼の港を結ぶラインあたりに集まっていました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ◆  コクガン・流氷とともに  ◆

1月に入り、寒気がさらに強まり10℃以下の日が続くと湾内の氷が流氷になり根室海峡に流れだしました。入り口の方で夜にできた氷が引き潮のときに割れて流れ出していくのです。

そのため、12月には2000羽以上滞在していたコクガンが東北の方へ移動して行ったようです。1月初めに残っていたのは300羽余り。おそらく野付湾の周辺で冬を越す連中です。

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彼らの行動をよく観察していると、流れ出していく浮遊氷をうまく利用しています。流れゆく氷は海水の流れに比べると遅いので浮いて流れてくるアマモが氷の縁で止められ、集まってきます。

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コクガンは氷の縁に集まってきてアマモを食べるのです。流アマモを追いかけ、広範囲に動くより、氷の側で集まってきたアマモを食べる方が効率がいいのです。居残りオオハクチョウも湾内では同じことをしますが、沖合まではいきません。

今年は半島の先の砂の堆積が進み、50メートルほど伸びました。そのおかげで湾内から出ていく氷がせき止められることが多くなりました。砂嘴と砂嘴の間に広がる海面に氷がたくさん集まるのです。

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1月はじめ、その氷の端にコクガンが集まり、近くで観察することができました。これまで近寄れなかったコクガンが目の前でしきりにアマモを食べているのです。感激です。

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しかし、その喜びは束の間。野付産流氷が根室半島に流れ出していくと、沖合の方へ移動して行きました。

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          次は沖合にいるコクガンのことが報告できそうです。

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                身近な自然 : 車に気をつけて

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コメント

最後の写真が好きです。

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