★ コミミズクの戦い ★

2019年01月09日

12月に現れたコミミズク。今季は雪が少ないせいか、野付半島に移動してくる数は多くありません。確認したのは3羽だけです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                   ◆  コミミズクの戦い  ◆

草原でハンティングするコミミズクが居つく環境はそれほど多くはありません。ススキが多く生えている場所より背丈が高くない草がたくさん生えている場所です。草むらに棲むエゾヤチネズミが捕りやすからです。

シマセンニュウやノビタキ、ノゴマ、マキノセンニュウといった丈の低い草原を好む鳥たちが繁殖しているような場所です。その中に杭のような灌木が突き出たポイントに止まり、機を見て飛び出します。

ふわふわと草地を撫でるように音を立てず飛んで回ります。日が沈む16時より1~2時間前から活動し始めます。それまでは草地の中の地面に降りて静かにしています。

陽が高いうちから飛び回ると天敵のタカ類がやってきて、捕獲される危険があるのです。今季は少ないみたいですが、ノスリやケアシノスリ、ハヤブサなどに狙われるのです。

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気配がないのを知ってか、今のところ明るいうちから飛び回っていました。冬季でもなわばりを持つコミミズク。隣に居つき、なわばりを持つコミミズクに攻撃的につっかかっていきます。

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境界線(見えませんが)あたりで、侵入を阻止しようと越境してきた隣人を追いまわし、押し出すまでついて行きます。最後は空中高くせり上がり、別れていきます。

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飛行が活発になると今度は、この地域をなわばりにするハシブトガラスの夫婦が見つけ、飛んできます。ハシブトガラスはコミミズクと違い、しつこく、激しく食らいつきます。

はじめは低空で追いかけまわしてきますが、コミミズクが我慢しきれなくなり上空へ、上に上に高度を上げていきます。上げるとハシブトガラスの速度が落ち、上からの攻撃が減ります。

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翼が長く、飛翔力があるコミミズクは、高度が上がったところを見測るように急降下をして速度を上げます。滑空性能がいい翼で、カラスを置いてきぼりにします。それでもついてくるカラスには何度か繰り返し、疲れさせます。

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カラスもあきらめがつくらしく、遠くに去って行くことが多いです。暗くなれば、もうコミミズクの独壇場になります。

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                 身近な風景 : 氷の上のケアラシ

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コメント

青空をバックにした写真なかなかです。コミミズクはノスリなんかにやられるとは知りませんでした。体はちょっと小さいかもしれないけれど。スピードが違うのかな。

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