★ 国産流氷・お目見え ★

2019年01月03日

みなさん。流氷と言えばオホーツク海をサハリンの方から南下して来るものだと思っていませんか。実は国産の流氷があるんです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ◆  国産流氷・お目見え  ◆

野付湾内の氷が流れ出して、流氷になるのです。え、え、と首を傾げる方がほとんどだと思います。

じつは野付湾内には茶志骨川や当幌川、春別川が流れ込んでいます。川から流れ込む真水が奥の方から順次、湾内に広がっていきます。

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グーグルの上空写真を見ると川筋が湾の中を動脈のように湾の入り口に向かっているのが分かります。川筋に沿って真水が流れ、やがて比重の重い海水の上に広がって湾全体に行きます。

それが低気圧の通過で吹き付ける強風で混ざり合うのです。汽水域が形成されます。ですから場所により塩分の薄いとこと濃い場所ができます。

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寒気が入り、凍りだすと河口部から氷ができだし、広がっていきます。しかし、毎日干潮満潮があるので、氷は上下を繰り返すことになります。干潮から満潮に転じると下がった時、割れ目が入ったところから水があふれ、氷の上を覆います。それが凍り、次第に氷が厚くなってきます。

氷が張ると風の影響をうけなくなるので、下の水の上層は真水に近くなりさらに凍りやすくなるはずです。厳寒期が続けば真水が湾の入り口の方まで広がるので凍って行く範囲が広がります。やがて湾の90%くらいが氷で覆われるようになります。

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いま時期はまだ氷の厚さが10センチほどしかないので、強風が来ると波のうねりで氷が割れてしまいます。割れた氷は団結力がないので、干潮になると湾内から流れ出す海水に乗り、湾内から出ていくことになるのです。

              この自然現象が国産流氷の原理です。

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これから2月にかけ、野付湾で出来た氷が根室半島に向かい流れていきます。流氷情報をご覧になれば、サハリン沖で発達する流氷より早く、上空から確認できます。

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                  身近な風景 : 雪雲、通過中

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コメント

流氷は、流れ込んだ川の水が凍って出来るんですね

一昨年、初めて冬の北海道を訪ね、網走で流氷を見ました
「外国産」です

流氷の上にいるオオワシやアザラシを見ました

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