★ クロガモ ★

2018年12月07日

日本列島には冬季、越冬しに多種、多様なカモたちがやってきます。内陸の湖や池、川で生息するカモ。海辺の沿岸や海洋で生息するカモ。食べている餌により好みの生息域があります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                     ◆  クロガモ  ◆

クロガモは海洋性のカモ。貝類やカニやエビなどの甲殻類が好きなカモです。嘴がスコップの形をしていて、砂や泥の中にいる貝を掘り起こして食べるのに適応しています。

野付半島周辺は根室海峡の速い流れで運ばれてくる砂が堆積しています。砂地を好む貝類が多く生息する場所です。

数からいえばアサリが多く、貝好きなカモには魅力的なポイントです。調べてみるとクロガモは10月から姿を見せます。憂いを秘めたピィー、ピィーという遠くまで聞こえる声が野付半島の先の方で聞こえます。

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いつも10数羽の小さな群れになっています。群れの構成を見ていると全身が褐色、頬や喉に汚白色や淡灰色の明色斑が入っているメスが一羽、あとはすべて全身が黒く、上の嘴の根元が黄色く隆起したオスたちです。

早朝から群れで沿岸に寄ってきて活発に動き回ります。見ていると一羽のメスを囲むようにオスがついて回ります。メスが飛ぶとオスが追いかけ、一緒に飛びます。

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回旋飛行して、戻ってきて着水。同じ方向に泳ぎます。オスは首筋をぴんと伸ばし、姿勢よくメスについて泳ぎます。不意にメスが近くにいるオスに姿勢を低くして向かっていきます。

オスは慌てて逃げる風でもなく、泳ぐ方向を変え、つっかかてくるメスから離れます。これが何を意図した行動なのか、いまだに分かりません。メスにいろいろ試されてるのかなと考えます。

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実験で試すことができない分、観察を重ね実証するしか野外ではできません。でも、この繰り返しで、メスは配偶するオスを決めていくのでしょう。

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本命のオスが決まっても、オスたちは可能性がある限り付きまとうって行くようです。メスに多くの選択肢がある。この意味合いを考えるにはクロガモをもっと観察する必要がありますね。

彼らが繁殖するツンドラの高地に到着する前にオスが選ばれるのか、それとも一緒に付いていき交尾チャンスを待つか。

夫婦関係についてあまり記載がないので、まだ夫婦形態がはっきりしてないのかもしれません。

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春まで続くこの行動は見ていて飽きないもの。見続けることで何かわかれば、いいのだ。

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                   身近な風景 : けあらし

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コメント

クロガモですか

実物は見たことがありませんが、なにか愛嬌がある 「かわいいやつ」 という感じがしますね

人間でも雌は雄をいろいろ試して品定めするものです。

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