★ ヒメウの季節 ★

2018年12月04日

ヒメウの季節に入りました。北の方で繁殖していたヒメウたちが南下してきて、オホーツク沿岸の港などで越冬するのです。野付湾は氷が張るまでねぐらにしています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                   ◆  ヒメウの季節  ◆

ヒメウは世界的には、北太平洋を囲むユーラシア大陸とアメリカ大陸の沿岸で生息しています。研究では生息地からあまり離れることはないそうですが、流氷が発生しするオホーツク海を避け、カムチャッカ半島や千島列島で繁殖しているヒメウがやってきている可能性が高いようです。

ヒメウは沿岸から遠く離れず生活するウミウやカワウに比べ、隊列を組み外洋に出て行って餌を捕ります。

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早朝、太陽が水平線から顔を見せる前から20羽、30羽ほどの個体が隊列を組み、湾内から次々飛び出して行きます。高度を高くして飛んでいく隊列群れ、水面すれすれを飛んでいく群れ、飛んでいく形態が違います。

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どこまで飛んでいくかは分かりません。その日、その日、魚の群れが多いところを探し飛んでいくのだと思います。

太陽が出て30分もすると出ていく群れがほとんど見られなくなり、静かな海になります。

日の出前は真っ黒く見える姿は、太陽の光が当たると光沢のある羽が輝きます。反射する光の角度で、首筋から胸部の羽が緑色や赤みを帯びた紫色に輝きます。

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きらびやかには見えませんが、渋い色合いに反射して見えます。大人のヒメウの方が伝書バトの胸部の羽のようにきらきらして鮮やかです。

若いヒメウの羽は反射力が弱いのか、くすんだ色合いになって見えます。

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嘴はウミウに比べ、まっすぐで細く、顔が細く、首は細くて長い。飛んでいるときはまっすぐ伸ばし、風の抵抗をできるだけ少なくする形態になっています。

その細さに比べ、翼は広く、がっちりしています。足は尾に張り付くように仕舞われ、いざ泳ぐときには強力な推進力を生み出します。

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ウミウに比べるとお腹は細めですが、体全体から見れば下半身ががっちりした潜水体形をしてます。

潜る水深は確かめられただけでも50メートル以上。水深が20~30メートルしかない根室海峡なら、海底まで追いかけて魚を捕ることができます。

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国後島まで直線距離で16キロほどしかないので、海峡広く追い求めてもさほど遠くに行かなくても十分な魚を捕って、食べることができます。

          夕方は太陽が沈むころ編隊を組み、帰ってきます。

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                身近な風景 : 夜明けの網揚げ

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コメント

細くて長い首が印象的です。

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