★ カラスとカモメの魚の取り合い ★

2018年11月30日

強風低気圧が通過した翌日、浜にはたくさんのカモメと4、5羽のカラスが集まっていました。荒波にもまれ弱り果てた魚が打ち上げられ、それを食べに集まった鳥たちです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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               ◆  カラスとカモメの魚の取り合い  ◆

今日はカレイが多いようです。根室海峡のカレイは種類が多いので名前が分かりませんが、セグロカモメの大きさと比較して大きなカレイです。

引き揚げてきたのはセグロカモメのきれいな成鳥です。周りには若いカモメが羨ましそうに見ています。

カモメには順位があり、たくさん集まった場合体の大きな成鳥が優先します。食べているときは若いカモメは決して手を出しません。

まず、鰓の下からくちばしを入れ、内臓を引き出します。美味しいし、栄養分が豊かです。それから身を食べようとしますが、カレイの皮は鮮度がいいと硬く、頑丈なのでくちばしでうまく裂くことができません。

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おたおたしているとハシブトガラスがちょっかいを出します。カモメがくちばしでつかんでいるところと反対側をつかみ、引っ張ります。

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強引だとカラスめがけつっかけます。一回りは大きいので、ハシブトガラスも飛びのきます。カモメのくちばしのつかむ力は半端ではないんです。

何回か挑戦しますが、カモメには力で敵いません。そこでカラスは助っ人が加わります。ここで社会性を持つ鳥の知恵が働きます。後ろから不意打ちをくらわすのです。

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さすがのカモメも一羽では太刀打ちいません。カラスに譲ります。力も数には勝てないと、場を察知したんです。二羽のカラスはさっそくカレイに脚をかけ、皮を剥そうとします。

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ハシブトガラスのくちばしは太く、少し下に曲っていて皮を剥ぐ力はカモメより強いのです。しかも足で抑えることができるので、力が出ます。

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ところが、それまで状況を見ていた若いカモメたちが周りに集まってきました。成鳥をリスペクトして手を出さなかっただけ。カラスなら気にしなくても済みます。

数羽が集まってきて、カラスを追い払ってしまいました。この瞬間を待ってたと言わんばかりの速さです。

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カラスはたまらず、遠くへ退却。数には数で追い払われた感じでした。

ユーモラスな力関係を垣間見た瞬間でした。にっこり。

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コメント

こうして比べるとセグロカモメの大きさがよくわかります。大きいですね。

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