★ ウズラシギ ★

2018年10月25日

毎年、会う確率が減っているウズラシギ。ウズラに似た地味な羽模様。野付半島のような海辺には内陸の湿地帯みたいなところが少ないので中継地として選んでくれない環境です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                     ◆  ウズラシギ  ◆

地球温暖化で海面の水位が上がり、爆弾低気圧や台風通過で高潮が頻発します。そのたびに冠水する湿地が増え、海水が入ってきます。

それまで真水だったところは塩分が含まれ、植物相が変わってしまいます。以前見かけたところでは会えなくなりました。

全国的に減っています。20羽、30羽の群でみかけられていましたが、最近では1羽から数羽でしか見られなくなっているそうです。野付半島だって10年前は30羽以上の群れでやってきていました。

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日本を通過していくウズラシギはロシア北東部のツンドラ地帯で繁殖してます。ミユビシギ同様、寒さに強いシギです。温暖化でツンドラ地帯の自然環境が変わり、棲息する甲殻類や昆虫類、貝類の発生時期が変化しており、雛の成長時期より早くピークが来るようです。

エサの量に影響が出れば、育て上げる雛の生育に打撃を与えることになります。コオバシギの研究によるとすでに影響が出ていて、体形の小型化、雛の減少が見られています。

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見つけづらくなった野付半島ですが、10月半ばに1羽を見つけることができました。眼の周りの白いアイリング、眉班の白さが黒い瞳をよりかわいく見せます。

アッケシソウが生えている湿地にいました。クリリッと短節の声を出し、飛び出しました。周りの環境に溶け込む地味色ですから、飛んでくれないと見つけられません。

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警戒心が強いので少しずつ移動して接近しました。先がわずかに曲った黒いくちばしが確かめられます。足の色が黄色です。お腹の色が白いからアメリカウズラシギかと一瞬思いましたが、この子は今年生まれの幼鳥のようです。

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飛んだ時に尾羽の先がそれぞれ尖って見えました。これがウズラシギの特徴です。ツンドラ地帯のコケやスゲが地面を覆い、低木がまばらに生えた環境に営巣しているとき、この尖り尾羽がとんな役割をしているのか、確かめてみたいものです。

これからオーストラリアや東南アジアに向かい大旅行をしていきます。

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                   花めぐり : サワギキョウ

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コメント

ウズラシギにまだお会いしたことありませぬ。死ぬまでに会えるかな。
サワギキョウの写真鮮やかです。

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