★ タヒバリとコチョウゲンボウ ★

2018年10月10日

タヒバリの渡りが最盛期を迎えています。ロシア東部の亜寒帯地方、千島列島で繁殖したタヒバリが南下して、野付半島で滞在しています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                ◆  タヒバリとコチョウゲンボウ  ◆

1ヶ月前ほどから姿を見せ、野付半島の湿地や浜、林で過ごすタヒバリの数が増えてきだしたのは9月の下旬から。群れになって飛び回っています。

草の実や昆虫を地上で食べています。近寄ると一斉に飛び上がり、警戒心がとても強いのです。

このタヒバリを狙いコチョウゲンボウが姿を見せています。コチョウゲンボウもロシアの北部で繁殖するタカです。タヒバリの群に同行するように渡ってきています。

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動物食で、小型の小鳥やネズミのような小型哺乳類、トンボやバッタのような昆虫も食べます。主食は小鳥。飛行中の小鳥を追いまわし、捕獲します。

タヒバリが1羽で飛んでいれば、高速でやってきて蹴落とすようにして捕えられてしまいます。タヒバリは単独で飛ばず、できるだけ集団で飛ぶことで、危険を回避しようとする傾向があります。

先日それを垣間見る機会がありました。1羽のコチョウゲンポの幼鳥が電話線に止まっていました。近くにタヒバリが数羽止まっています。

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普通、プレデターになるタカから逃げるのが普通のはず。チョウゲンボウを囲むようにタヒバリが止まっています。1羽、1羽がコチョウゲンボウを注視しています。

飛び出すとタヒバリはコチョウゲンボウを囲み、引っ付き虫みたいについて飛びます。さすがにスピードを出すことができません。狙い撃ちができません。

近くで観察していると10分、20分経過しても、タヒバリは周りから立ち去ろうとはしません。根競べです。

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さすがにコチョウゲンボウがしびれを切らし、300メートル先の草地へ向かい、上空でホバリングを始めました。すると急降下。飛び上がってくると脚にエゾアカネズミを握っていました。

それでもタヒバリは周りに張り付き、一緒に飛んでいます。ネズミを狙うとしても邪魔をしているのです。

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きっと遠くに飛び去るまでしつこさは解除されないはずです。多くのタヒバリが捕獲され、食べられています。タヒバリも理解していて、集団で対抗、被害者を減らそうとしているのです。

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さすがに私がしびれを切らし、その場より立ち去りました。

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                     花めぐり : コケモモ

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