★ タカブシギ ★

2018年09月28日

いつも「ピッピッピッ」という短い声を残して飛び去るタカブシギ。野付半島では見つけづらいシギです。今季は執念を燃やしで探しました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                     ◆  タカブシギ  ◆ 

春と秋の渡りのときに通過して行く渡り鳥ですが、その多くは湿地や水田、川岸など内陸部で観察されます。野付半島のような海に突き出た場所にはあまり寄ってくれません。

それでも秋の渡りのとき内湾の湿地帯に立ち寄り、しばらく過ごすタカブシギがいます。多くではありませんが、泥炭の湿地の水たまりで餌取りする個体がいます。

草に囲まれた小さな水たまりにいるので、遠くから見つけるのが大変でした。そっと近寄っても先に気づかれ、飛ばれてしまい、悔しがることばかりです。

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そのうち幸運がやって来ると信じ、歩き回っていたら、やってきました。1960年のチリ沖地震のとき、津波に襲われ、枯れてしまった林の中にできた水たまりに1羽のタカブシギを先に見つけました。

水辺で昆虫をさがしているのでしょうか。時々、背筋を伸ばし周りに気を配しています。見たかったタカブシギ。かっこいい。じっくり観察して、近寄りました。が、すぐに気づかれ飛ばれてしまいました。

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タカブシギの英名、Wood Sandpiperは直訳すると森のシギ。ユーラシア大陸の高緯度地域で営巣してる場所が樹木の疎らな草原や湿地帯で生息することからつけられた名前です、

行ったことはありませんが、今見ている野付半島の湿地帯が繁殖地の環境によく似ているのかなと想像していました。たぶん、ツンドラ地帯の枯れカラマツがぽつらぽつら点在し、水苔がみっちり生えた草原の中で子育てするタカブシギをイメージしてました。

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飛び立ったけど、降りた場所を確認しておきました。再び、ゆっくりと接近。今度は草地の水たまりから頭を伸ばし、警戒するタカブシギを見つけました。

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黄に色づき始めた草むらが似合う質素でスマートな姿。高貴な雰囲気が漂います。動きを止めしばらくその姿に見入ってしまいました。

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動かざること10分。さすがにタカブシギの緊張がほぐれました。ゆっくり右手に動き出しました。クサシギの仲間らしく、尾羽を上下に切れよく振ります。リズミカルに歩きます。

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西日に当たり、胸の白さがはっきりくっきり浮き上がり、何よりも美しい。私にとり至福のひと時でした。

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                   花めぐり : タカネセンブリ

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