★ タンチョウ203 ★

2018年08月31日

7月14日に報告したタンチョウ223の夫婦が住む野付半島先端のなわばり。湿地とこんもりした灌木林、干潟が混じる棲息域です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                   ◆  タンチョウ203  ◆

その隣接地に足環のリングナンバー203を右脚に付けたタンチョウを見つけました。リングなしの相方と一緒にいます。

干潟に隣接する葦が生える干潟湿地帯で食べ物を探して移動してきました。相方に比べ体が大きく、堂々と歩き、行動する様子からオスです。

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私を見つけ、威嚇するように近づいてくるので、ありがたく姿をカメラに収めました。リングの数値がはっきりと確かめられました。その間に、小さいほうの相方が離れていきます。

リングの数値が確認できたので、タンチョウ調査の総元締、正富先生にメールをして203の貴重な記録資料を教えていただきました。

タンチョウ2032013年に風蓮湖畔の別海町走古丹で生まれました。その年の冬、鶴居村中雪裡に現れ、親と越冬しました。

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翌年春、親と別れたのち、秋に野付半島周辺で目撃されています。


その後、鶴居村で越冬しているのをカウント調査のときに確認されています。冬は鶴居村、夏は野付半島周辺で生活を繰り返したようです。夏季の情報が多くなく、あくまで推察です。


今年で5歳です。十分繁殖年齢に達し、夫婦になって定着、なわばりをもったのです。


7月8日と7月22日に同じ場所で、落ち着いた様子で餌探しをしていましたから、間違いなく定着し、なわばりをもっている行動です。

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 オスは性成熟すると生まれ故郷近辺で繁殖地を探すという原則に沿っているようです。あいにく、今年は雛を連れてはいません。

 じつは、前回お知らせした223についてびっくりする情報をいただきました。223は同じ走古丹地域で、翌2014年に標識を付けた個体です。したがって、もし親個体が変わっていなければ、兄弟という可能性が高いタンチョウです。

 兄が203で、弟が223です。

 近年、二つの繁殖巣間が極めて近い例がしばしば見られるようになってきてます。これらは兄弟、親子などの血縁関係のごく近い同士ではないか、疑いを持っています。

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 先生の情報を読んで、タンチョウのこつこつと積み重ねる調査が、次第に実を結びだしてきていることを実感します。

                 私も、少しお役に立ってるかな。

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                                        花めぐり : キツリフネ

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コメント

タンチョウをめぐる推察、ワクワクですね。
これからもどうか注意深い観察と情報交換をなさって下さい。
いつか野付湾で子供連れの彼らに逢えますように・・・。

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