★ 発芽角 ★

2018年07月06日

オス・エゾジカの角が生えてきました。タケノコではなくマツタケが土から頭を出してくる雰囲気で成長してきます。黒く、つやつやして力強さがあふれかえる出方です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                       ◆  発芽角  ◆

エゾジカの角は毎年生え変わります。春先に抜け落ちて、また新しく生えてくるんです。若きオスから老人のオスまで、それぞれ年齢に応じた生え方をしています。 

どうしてメスには生えないの、と思われる方、メスにも同じ場所にコブ状の突起はあるんです。ただ皮下の下に収まり、それ以上伸びることはなく、角になりません。

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生え始めの角に触るとビロードの布のように心地よく、暖かく、動脈のどくどくと打つ鼓動が伝わってきます。それだけ血管が発達して、栄養分を送り込んでいるのを実感できます。

変なたとえになりますが、犬の癌腫瘍が皮下にでき、大きくなっていくときに触る時の感覚に似ていると思います。

エゾジカの角は生まれた年にはありません。1歳を過ぎると生えはじめます。まず、単独の状態で伸びてきます。次の年にの春先に抜け落ち、5月頃から生えはじめます。

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この年の角は二又に枝分かれしてきます。次の年になると三又になり、その次の年には最終的な四又の角になります。成熟した大人になるのです。

栄養状態によるかもしれませんが、角の芽は大人のシカほど早く出てきます。生え始めた角はゼリーを詰められた袋で、角も硬くなくて柔らか、溜まった血液で守られて、温かく感じます。まさに生きている角を実感できます。

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通称「袋角」。血液に護られるように1日、2-3cmも伸び、成長していきます。1週間後に見ると別のシカのように見えるほど角と顔つきが変わって見えます。

新鮮で栄養豊富な草をしこたま食べ、角の成長を促します。この時期のオスは凛々しく自信にあふれる動きをします。

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1年を通し、もっとものんびりした季節です。オス同士大きな群れを作りますが、喧嘩や争い事が少ない平和な世界です。

                  花めぐり : ヤマブキショウマ

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そんな角に一度触ってみたい。

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