★ のどかなひと時・エゾジカ ★

2018年07月02日

牧草地に朝日が射す時間は4時前です。起伏のある丘陵地。牧草の丈が膝上まで伸びてきて歩きづらくなってきました。その草の中にエゾジカの姿を見つけました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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               ◆  のどかなひと時・エゾジカ  ◆

気づくときは一頭か二頭。草に埋もれるように草を食べています。車を止めて、外に出ると気づいて頭を上げます。警戒しています。その証拠に尾を上げ、尻周りの白い毛を膨らませています。

冬季に餌になる草を求め、野付半島にやってくるエゾジカたちは積もった雪を前足で掻き枯草を掘り起こしていました。雪が多いと雪の少ない海岸べりの草を食べて、飢えをしのぐ毎日でした。

それが今は、栄養豊富な牧草が苦労せず手に入ります。芽吹きのころは牧草に食害があるかもと心配していましたが、草の伸びるスピードを見ると心配が飛んでいきます。

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シカに少々食べられても、与えられた肥料のおかげで草の回復力はすさまじいものがあります。芝の管理と同じで、刈り取っても刈り取っても生えてくる状況によく似ています。

土地の管理と栄養の供給、自然の仕組みを考えた牧草つくりの研究がシカの害が出てもそれを凌駕してしまう牧草を育て上げてきました。

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シカが牧草地に出てきて食べていることを一番知っているのは酪農家さんです。被害が多ければ、酪農家でも猟銃を持ち、自分の牧草地に出てくるシカを撃つはずです。

だが、打つ人はほとんどいません。クマを撃つ人はいますが、鹿撃ちはしません。命を預かっている人は無駄な殺生を好まないようです。

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エゾジカには夏季、群れなわばりがあり、アフリカで見られるような大群れは作りません。メスはほとんどが家族群れで、大きくなったとしても10頭ほどです。

冬季に比べ、とても警戒心が強く、キッと強烈な警戒音で家族に知らせ、森の中に逃げ込みます。牧草地に散らばっていたシカが集まってきて群れになり、森の中に身を隠します。

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おそらく夜中に出てきて、人やクマに見つからないように草を食べます。草の上に座り込んで眠ることもありますが、大方は人が動き出す頃には森に姿を消します。

                                          花めぐり : ウコンウツギ

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コメント

都市近郊の里山(例えば北摂)や大台ケ原などではシカの食害が大問題ですが、北海道ではおおらかですね。牧草の容量がシカの食べる量を上回っているなら確かに。
シカがもっと増えるとさて……。

ジビエと言えば、何年か前に塘路駅前で食べた鹿肉のハンバーガーの美味しかったこと!

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