★ センダイハギとマルハナバチ ★

2018年06月24日

NHKのEテレの番組「香川照之の昆虫すごいぜ」に紹介されたクマバチ。これに刺激され野付半島のクマバチを取材してきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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              ◆  センダイハギとマルハナバチ  ◆

香川教授によるとクマバチはフジの花が大好きで、藤棚につり下がったフジの花の下にいるとよく観察できるんだそうです。特にマメ科の、花としては変わった花びらをしている花によく訪れます。

野付半島は今、マメ科のセンダイハギが満開で、たくさんのクマバチが予想どうり集まっていました。

クマバチは黒ぽっく、体がずんぐりむっくりして、クマに似ていることでクマバチと言われます。が、図鑑ではマルハナバチが正式な名前です。

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マルハナバチは蝶のような独特な形の花を持つマメ科の花が大好きです。蜜を吸うために上についた花びらに添って頭を押し込み、脚で下の花弁を押し開いてから蜜を吸います。

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この時に足の毛に花粉がたくさんつきます。花粉がたくさんつくと 花粉篭とよばれる部分が後ろ足にあって、集めた花粉をここにくっつけます。

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次の花を訪れるとき、その花粉を雌しべに提供し、たくさんの花粉をもらいます。植物の送粉者としていい仕事をしているのです。

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野付半島のような夏でも気温が上がらないところにたくさんいるものだと思っていたら、マルハナバチは北方系の昆虫で、高緯度地方に数多くの種が分布しているのです。

野付半島にはノサップマルハナバチという根室地方にしかいない種がいます。写真に収めたのがノサップマルハナバチみたいです。

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じつは野付半島にはセイヨウオオマルハナバチというヨーロッパ原産の外来種が定着して、ややこしいことになっています。

この2種がよく似ているのです。もとは1991年に温室トマトの授粉用にオランダやベルギーから輸入されたハチです。1993年には日本生態学会が在来種を脅す種として輸入に反対してきたのですが、不安が現実のものになりました。

このままだとノサップマルハナバチはいなくなる可能性があるのです。

花たちには関係ないことなんですが。

                     花めぐり : アヤメ

 

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コメント

飛翔中のクマンバチの写真がいいですね。こんな写真をいつか撮りたい。

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