★ シロチドリ ★

2018年06月22日

今年もシロチドリが野付半島の砂浜で繁殖してくれました。野付半島ではアカアシシギ、オオジシギ、シロチドリの3種が繁殖しています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                     ◆  シロチドリ  ◆

3種の中で一番繁殖しなくなるかも、と心配しているのがシロチドリです。というのは、シロチドリが繁殖する砂浜の環境が激しく変わるからです。

10年前くらいから爆弾低気圧の発生が多くなり、半島の沿岸の砂浜が削られたり、砂礫が打ち上げられ、植物が埋められてしまうことが多くなりました。

地球の温暖化の影響を気にかけ、野付湾の水位を見てきました。水位が間違いなく上がってきています。満潮時に水没せず、葦や他の植物が生えていた湿地帯が水没しています。

干潮時に広々とした干潟が見られたところの海水が引かなくなりました。湿地帯の池に海水が流れ込むことがしばしば発生し、それまで茂っていたミツガシワがほぼ全滅に近い状況が生まれています。

特に冬季に発生する高潮で押し寄せる波が半島に大きな影響を及ぼしています。特に海岸に添う砂浜は砂が大量に打ち上げられるか、削られるか、その変わりようはびっくりです。

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シロチドリは海岸線の影響を一番受けているようです。以前は、5番いが繁殖していた半島の先端部、今年は2番いしか繁殖できませんでした。

他の場所では姿が見られないところが多く、影響の大きさが気になっています。

抱卵している時期には近寄らないようにしていました。例年、雛が孵化する時期に合わせシロチドリの様子を見に行くと、プリッ、プリッと警戒する声が聞こえてきます。プィー、プィーと自分の方に注意を向かせようとする声を出します。

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低姿勢になって砂地の上を走ります。追いかけると飛び出し、私の周りを飛び回ります。明らかに雛から注意を逸らさせる行動をしています。

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雛は近くのくぼみや物陰でじっとしています。探せるんですが、最近はストレスを与えないように親鳥の写真だけを撮り、立ち去るようにしています。

今年の冬は爆弾低気圧がきませんように。

                 花めぐり : シコタンキンポウゲ

 

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コメント

気候温暖化、心配です。島嶼国でも海面上昇もさることながら、気候の暴虐化による海岸浸食の被害が大きいようですね。

知床半島の世界遺産にそんな条件があるとは、知りませんでした
砂防ダムを造ると海岸浸食が進むんですか
難しい問題ですね

今年の秋に知床を訪ねようと計画中です
現地を見て、自然と人間社会について、いろいろと考えたいと思います

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