★ キョウジョシギと着物 ★

2018年06月04日

キョウジョシギの体形を一言で表すと「胴長短足」、「ずんぐりむっくり」。スマートな体形が多いシギ・チドリの中にあって特徴のあるシギです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                    ◆  キョウジョシギ  ◆

そのため、種類を判断するのが簡単ではないシギ・チドリにのなかでは、一目で識別できます。

その体形に加え、背中の明るい茶色と黒のまだら模様と頭から首にかけての白と黒が眼に焼き付くからです。

色と色と色の鮮やかな3色彩(いろどり)。背中と翼の明るい茶色と黒のモザイク模様。頸から胸にかけての大胆な黒色の模様は歌舞伎の顔の隈取の描き風。はっきりして何とも力強い。それをお腹の白色の羽色が際立たせています。

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なんとも印象的。ただ、こんなに鮮やかに見えるのは太陽の光がまともに当たったときだけ。光が当たらないとその発色はくすんで周りの泥炭や砂利に溶け込んでしまいます。

初めてキョウジョシギを見たのは大阪の南港。先輩から「京の女って言うんだよ。色っぽいだろう」と教えられ、すぐ頭に入りました

でも、舞妓はんや芸子はんの着物姿の印象とはずいぶん違うと反発してりました。あとで、7年間、祇園や宮川町、先斗町近くの東福寺に住み、大学の行き帰りちょくちょく見ましたが、京女というにはふさわしくないという印象です。

舞妓はんはもっとあでやかで、色っぽい着物です。キョウジョシギの羽の色取りは着物であっても、もっと作業着の雰囲気です。

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三千院にのある大原に行ったとき、お土産屋さんで大原女の衣装を着た店員さんを見かけた時にひらめきました。もしかしたら昔、京都市内に物を売りに来ていた京都周辺の農家の女の人たちの衣装から来てるのではないか。

京が都だったころ、周辺から行商に来ていた女の人の衣装が気になり、時代祭を見ました。その中に大原女、桂女、白川女いました。

白川女は藍染の作業着物、他の大原女や桂女はいろいろな模様の作業着物を着ていました。

華やかさから大原や桂の女の人が来ていた普段着がキョウジョシギの夏羽のイメージになったんではないか。そう思った時にキョウジョと言われるゆえんが分かった気がしました。

行商に来ていた働く京女の健康で闊達なイメージをきっともらったんです。

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コメント

キョウジョというと京都女子大学を思い起こします。地味で堅実というイメージです。僕の勝手な思い込みでしょうけど。

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