★ トウネンの夏羽 ★

2018年05月31日

5月に入ると毎年たのしみなことがあります。東南アジアやオーストラリア、ニュージーランドで冬を越していたトウネンが繁殖地に行く前に寄ってくれるからです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                ◆  トウネンの夏羽  ◆

トウネンは小型のシギです。翼を閉じると全長はほぼスズメと同じですが、広げると倍以上に大きく見えるほど翼が長いシギです。

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この長い翼でシベリア東北部やアラスカ北西部のツンドラ地帯に渡って行くのです。野付半島では春と秋に渡りの途中に寄っていきます。

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なぜ春に渡ってくるトウネンか。5月にやってくるトウネンは、羽色が鮮やかな茶色になっているからです。日の光が当たると、その色取りが映え、浮き立ち、鮮やかさを発します。

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群れのすべてのトウネンが夏羽色になってはいませんが、本州の干潟で見かけるトウネンたちに比べると、その発色に力強さを感じます。

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頭から首にかけての茶色い羽は見事です。さらに背中と肩部の雨覆いの羽がしっかり茶色の羽に変わっていると一段と美しさを増すのです。

1枚の羽に黒の斑と白い縁取りが入ると、茶色が一層引き立ってきます。まさに夏羽、繁殖色です。

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この繁殖羽になったトウネンこそ、春の醍醐味、魅力なんです。この時期にしか見ることができないからこそ楽しみなんです。

繁殖地まで行かなくても観ることできるんですよ。ロシアのチュコト半島やアラスカの半島にわざわざ行かなくても現地で見るトウネンと同じ色合いのトウネンに会えるんです。

繁殖期の鮮やかな茶色系の夏羽は繁殖地の環境の色に溶け込むような保護色になり、外敵から身を護る衣装になっているはずです。環境保護色。メスもオスも同じ色合いになって子育てに励みます。

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コメント

50年前の南港での探鳥会
小柄な平松山治くんが 「トウネンです」 と紹介されていたのを思い出しました

5月16日に甲子園浜で見たトウネンはこんな鮮やかではなかったです。

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