★ オオジシギ ★

2018年05月28日

毎年、オオジシギが飛びながら鳴きはじめると本格的な春を運んで来たなと感じます。私にとりオオジシギは春告げ鳥。4月の中旬、薄暗くなった夕方、犬の散歩のときに初鳴きを確認すると嬉しくなります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                    ◆  オオジシギ  ◆

根室地方ではシギやチドリを知らない一般の人でも、空を自由に飛び回って独特の鳴き声と急降下のときに出すすさまじい羽音を出す鳥として知っています。

その声から根室地方では「カミナリシギ」と呼んでいます。日本に飛来するジシギの中で最大種だから「オオジシギ」と名付けるより、ずっと的を得た名前です。

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釧根地方のアイヌの人は鳴き声から「チビヤク」と呼び、伝承を残しています。

天の神から大事な仕事言いつかり、地上に送られたチビヤクは春の花盛りにうつつをぬかし、遊びほうけ、すっかり忘れてしまいました。花が散って我に返ったとき、仕事を果たし天に帰ろうとしますが、神に怒られるので、大声を出して地上に降りてきては、また天を目指す。それを繰り返すのだそうです。

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昔はたくさんいて、アイヌの人たちは身近な季節を知る声だったのです。

オオジシギは草原に多いと思っていたのですが、最近、川の流域の河川敷の林や周辺の草地の方が繁殖している数が多いと実感します。

ミミズが大好物ですから、草地より落ち葉が積もりふわふわの土壌が多い林の周辺を好むのではと思います。

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なわばりを宣言する囀り行動で鳴きながら飛ぶフライトディスプレイと地上に降りて鳴くディスプレイがあります。電柱などに止まっている写真を多く見ますが、ないところでは林の中の枯れ木の上や草地の中の杭などに止まり鳴いています。

周りを見通すのによい場所を選び止まっているのです。近隣のオスが鳴きだすと対抗して鳴き、互いに飛び立って旋回、急降下しフライトディスプレイソングを繰り返します。

時には周りのオスが集まり、編隊飛行をして互いに存在感を知らしめています。多いときは5、6羽で飛ぶときもあります。

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こんな賑やかな飛行は6月になると少なくなり、オオジシギの存在が薄らいでいきます。

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コメント

一度その恐るべき雷音を聴いてみたいです。

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