★ アルビノ?ハシビロガモ ★

2018年05月11日

野付湾にそそぐ茶志骨川の河口。ここには4月になると北上してきたカモたちがたくさん集まってきます。河口に広がるヨシ帯には、コガモやヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、ハシビロガモという陸ガモが多いときだと数万羽集まってきています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ◆  アルビノ?ハシビロガモ  ◆

その中に全身白色のハシビロガモを見つけました。生まれて初めて見る白いハシビロガモです。ヨシの中からオスのハシビロガモと一緒に飛び出して行きました。おそらくメスです。

これまでカラスやスズメ、ハクセキレイの白くなった鳥を見たことはありましたが、ハシビロガモは初めてです。とっさにカメラで数カット撮りましたが、興奮しました。

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もっとじっくり見れたらよかったのに。無念さが残りました。実は、羽が白くなる症状には二つに分けられるからです。それが確かめられなかった。

メラニン色素にかかわる遺伝子情報欠如により、先天的にメラニン色素が欠乏する白化現象。アルビノと言われる病気です。皮膚や羽ばかりではなく、虹彩や毛細血管が透けるので赤く見えます。紫外線で視覚障害を伴い、運動が制限され、多くは自然界での生存が難しい。

もう一つは白変種往古から長く厳しい環境を生き抜いてきた生物にとって、その過程で氷河期に保護色となった白変の遺伝子。生存のためには有利な資質でありました。この白化する遺伝情報は基本的な遺伝子として伝えられてきました。

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白いアヒルが普通に見られるのは白変種のものです。ただ、自然界では白い体が目立つため、天敵に狙われやすく、生き残るにはほかのカモよりも大変です。

もう会えないかなとあきらめていたら、ハシビロガモ15羽が餌を捕りながら一団になってやってきました。その中に白いハシビロガモが入っていました。なんとラッキーなことでしょう。

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今度はじっくり見ることができました。嘴の色はきれいな黄色。瞳は黒いです。足の色は後で写真を見て黄色だと確かめました。アルビノではありません。白化したハシビロガモです。 通常は隠されている情報が突然的な変化で発現されたのが白変種です。

正常な羽色をしたカモたちと違和感なく行動しています。きちんと認知され、ハシビロガモとして行動を共にしています。

6日後、同じ場所に見に行くとヨシ帯でカモたちが飛び出してくる瞬間に出合いました。オジロワシが急襲し、カモたちを飛ばしているのです。狙いを定めたカモを猛スピードで追いかけているところです。

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慌ててカメラのシャッターを連射していると、必死で逃げているカモが白いのです。なんと白いハシビロガモです。やっぱり目立つから目を付けられるんです。

水面ぎりぎりに低空飛行してオジロワシを振り切りました。よかったと一息入れてると白いハシビロガモが私の前を飛んでいきました。

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にっこり笑っているように私には見えましたね。

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コメント

ハシビロガモ、懐かしい名前です

むかし、荒崎の帰りに肥前浜に寄ったときに見たように思います

白変種とその由来初めて知りました。

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