★ みんなが集まる木だーから ★

2018年05月09日

森を歩いていたらふと気になる木がありました。小鳥が集まっているのです。1羽、1羽。次々にやってくるのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

AU1A1934.JPG                      エナガちゃんです。

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                 ◆  みんなが集まる木だーから  ◆

ヒガラが頻繁にやってきます。次にハシブトガラエナガは夫婦でやってきます。時々、シジュウカラゴジュウカラコゲラがやってきます。

そこに立っているだけで森にいる小鳥に会えちゃいます。彼らが来ている木は肌の白いシラカンバです。小鳥のサイズと比較して直径が20cmから30センチほどの幹です。

AU1A1942.JPG             ヒガラが体を伸ばして樹液を吸いこんでいます。

地衣類の付着具合から若い木ではありません。幹の下の方は枝が枯れ、なくなった跡が丸い節になっています。幹のあちこちに傷跡があり、皮が黒ずんでいます。

その傷痕から水分が滲みだしています。樹肌が濡れて、シミになっています。この水分はシラカンバが土から吸い上げ、木枝の末端まで送り上げる樹液です。

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冬眠していた木が芽を勢いづける元気の液を土壌から吸い上げているのです。聴診器を当てるとゴウゴウという音が聞こえます。樹皮の下は川になっているのです。途中に枝痕やキズで痛めたところが節になり、樹液の流れが鬱滞します。

勢いよく流れていた樹液はその勢いで傷痕や樹痕から溢れだしているのです。北欧やカナダで採取されているメープルシロップはカエデの樹液です。シラカンバの樹液も同じです。

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樹液は3月から5月、寒暖差が最も大きくなる時季によく出てきます。遠くだと分かりずらいですが、シラカンバの白い樹肌が白から薄茶色になり濡れているのが分かります。溢れてるんです。

春は糖分が高く、時間が経つと薄くなります。鳥たちもそれを知っていて集まってくるのです。鳥以外にも蝶や甲虫がやってきます。

実に美味しそうに飲んでいきます。透明なさらりとした樹液は爽やかで、とても美味いです。

たくさんシラカンバは生えていますが、樹液を出している木は意外に少ないと思います。

AU1A1884.JPG              キツツキの仲間のコゲラも来ます

鳥たちがやってくる様子を見ながら、CMでおなじみの「この木なんの木」のフレーズを口ずさんでいました。

● この木なんの木気になる木 みんなが集まる木ですから みんなが集まる実がなるでしょう。

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