★ ミズバショウ、爛漫 ★

2018年05月06日

ミズバショウが咲き始めました。根室地方は山が遠く、低い台地になっています。そのせいで主流川に流れ込む小さな川が湿地を作っています。湿地にはハンノキが生え、春先に水芭蕉がたくさん花を開きます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ◆  ミズバショウ、爛漫  ◆

今、水芭蕉が白い仏炎苞が口を開き、花が咲いたように湿地一面を白くしています。学生の頃、「仏さんみたいな花」と教わりました。ものすごくインパクトの強い言葉でした。

花に見えるのは葉が変形した苞。仏炎苞といいます。円柱状の部分に小さな花が多数集まった花序があり、仏さんが座して、座禅をしているように見えます。

仏さんを覆う傘みたいなもんです。すごく神聖な花に見えてしまいます。インドで普通に見られていたら、きっと仏像を支える土台に花として使われていたかもしれません。

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今年は雪が早く溶けたので、先に出ていた葉の芽が寒さに負け、黒づみ心配でした。しかし、気温が高くならず、例年と変わらず花が開いてくれました。

春の森の妖精という人もいて、一斉に舞い降りた雰囲気です。今年は冬に雪が少なくて、水が不足しています。エゾアカガエルが産み付けた水たまりはこのままだと干からびてしまいそうです。

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何とか雨が降ってくれるでしょう。水芭蕉が咲くと、ちょっと乾燥したところにはザゼンソウが咲きます。赤エンジ色で、ほんと目立ちません。形は水芭蕉と同じく、仏炎苞が花序を覆っています。

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仏炎苞の中は温かいので、虫が集まってきます。花序は虫寄せパンダみたいなもの。花は雌しべが先に出てきて、虫が他から持ってきた花粉で受精します。そのあとに雌しべの横から雄しべが開きます。

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自家受粉を避けるためです。花を見れば、先に咲いた花が分かるというもんです。これから葉が大きくなると目立たなくなります。哀れさを感じます。

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