★ コクガン ★

2018年04月26日

4月も後半になってきて、オオハクチョウやヒシクイ、コクガンの大型の鳥たちの動きが気になってきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                      ◆  コクガン  ◆

3月に東北地方から北上し、根室地方で繁殖地へ向かう準備をしていた大型ガンカモ類の3種です。オオハクチョウや亜種ヒシクイは内陸の畑地や牧草地で採餌して過ごしていたので、動向がある程度つかめていました。

コクガンは海上に集まってくるため、天候が彼らの採餌場を左右します。根室半島を囲む海沿いでその日の行き場を決めているようで、なかなか正確な個体群数を把握できません。

東北と野付湾で捕獲したコクガンに発信器を付け、その行動を衛星で記録した調査では、太平洋の浜中湾から根室湾、野付湾と広域に移動して滞在しています。

私の野付湾での調査では秋に比べ春は、野付湾に入ってくるコクガンは少なく、移動が激しいのです。原因はよくわかりませんが、潮の満ち引きが大きくなり、潮流が激しくなることと関係があるような気がします。

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今年は接岸しませんでしたが、流氷の影響もありそうです。アマモやアオサ、コンブなどの海草が新芽を出す時期でもあります。3月は流れアマモを求め集まり、4月になると新芽が出るアオノリやフノリなどを求め移動しているような。

しかも、春は岸辺にあまり寄らず、野付湾では湾の真ん中の浅瀬に集まります。遠くから観察するには近場まで行かないといけないのが<苦>です。

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コクガンの数を数えるのはもっぱら夕方に湾内から出ていく群れに頼り、調査する状況です。残る群れがいるようで正確ではありません。

22日、夕方は湾内に2500羽以上の群れを見つけましたが、飛び立つ様子がありませんでした。湾内に入ってくる20羽前後の群れはいましたが。

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もしかしたら、旅立つ前の天候を窺っているのか。そう思わせたのは、日が暮れる前に19羽と21羽の群が湾内から飛び立ち、高度を上げ、斜里岳の方へ飛んでいくのを見送ったからです。

高気圧が北から降りてきた日でしたから、次の日に一斉に飛び出して行った可能性があります。

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コメント

なかなか動向がつかみにくい刻苦雁ですね。

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