★ オオハクチョウの中継地 ★

2018年04月12日

3月になってからオオハクチョウの探索、追いかけを続けています。以前なら3月に入ると野付湾にオオハクチョウが数多くやってきて、氷が落ちた海面に集まっていました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

AU1A3051.JPG

***********************************

                ◆  オオハクチョウの中継地  ◆

湾内から流れ出てくるアマモを食べ、氷面や雪面の上に上がり休む光景が普通でした。それがこの4、5年前から数が減少し、以前の4分の1くらいになってしまいました。

寂しい限りの数です。気にかけ、3月に入ると我が家の上空を飛んでいくオオハクチョウの群れの通過状況を確認していました。

AU1A2227.JPG

多くの人に白鳥を見かけなかったかを聞き込みしてきました。牛の診察で農家回診する獣医仲間に情報をお願いしていました。彼らの移動距離は半端ではありません。一日に100キロ以上は車で走り回っているのです。

昨年、女の獣医さんが吉報をくれました。我が家から30分のところのデントコーン畑にたくさんのオオハクチョウが集まっていて、通るたびに見かける、というものでした。私も心当たりがありました。

AU1A1612.JPG

探しに走り回ってみると人通りの少ないミルク道路の近くで、オオハクチョウの白い姿を見つけました。黒土に白いオオハクチョウ。目立ちます。数えてみると1000羽以上が落ちたトウモロコシの実を拾い、食べています。

AU1A3804.JPG

こんなにいるんだ。雪解けの牧草地の水たまりにたくさん集まっているところはよく見かけましたが、それは一時的な場所。毎日やってくる場所ではありませんでした。

ここなら毎日やってくると思いました。以前は牧草地でした。トウモロコシが値上がりして配合飼料が高騰。酪農家は対策としてデントコーン栽培を始めました。根室地域の作付が拡大し、オオハクチョウやガンの仲間の亜種ヒシクイにとり、秋と春の餌場環境が激変しました。

AU1A1710.JPG

結果、野付湾や風蓮湖のアマモに多くを依存しなくなりました。夜の休息地としての利用が多くなったと思います。観察していると日の出とともに飛び出し、内陸のデントコーン畑あとにやってきているのです。

毎日やってくる飛行コースも大方わかりました。さらに、近くの沼をねぐらにしていることも見つけました。氷が解けだすと、野付湾に帰らず沼に帰ってきて夜は休みだしました。

AU1A1789.JPG

1000羽を越すオオハクチョウが使っています。姿を見せてから1か月。あと2週間ほどでアムール川の湿地帯に向け旅立つ予定です。

トラックバック

トラックバックURL: http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/9269

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

(公開されません)

(HTMLタグ(b,i,br/,p,strong,em,ul,ol,li,blockquote,pre)が使えます)