★ ヒドリガモ ★

2018年04月09日

4月に入ってからヒドリガモが増えてきだしました。野付湾では少数、越冬するヒドリガモがいますが、大多数のヒドリガモは本州や南の方へ渡り、冬を過ごしてきます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                     ◆  ヒドリガモ  ◆

5月のピーク時には1万羽から数万羽が集まってきます。それに比べれば、まだまだ少ないのですが、集まるので目立ちます。

食性は植物食。水に浮かんで採食することが多いのですが、潜れません。早くやってくるヒドリガモは切れて浮いてくるアマモを主に食べているようです。

春は流れアマモが少ないのですが、海流に運ばれ集まってくる場所があります。春別川の河口の浅瀬に海流と波で大量のアマモが打ち上げられます。

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ここは冬もアマモが集まり、オオハクチョウやマガモ、オナガガモなどの植物食の鳥たちの頼りになる場所になっているところ。オオハクチョウやマガモは雪解けとともに内陸の方に行ってしまいますが、代わりにヒドリガモやオナガガモたちが餌場にして集まります。

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面白いことに野付半島、湾を利用する淡水生のカモたちは、海草や海藻を積極的に食べるのです。汽水域ということを考えても、流れよる昆布やワカメを食べているところをよく見ます。

海で採食すると群れで淡水の川や湿地の中にある池に飛んできます。そこで水を飲み、喉を潤します。摂りすぎた塩分を薄めるためなのでしょうか。

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集まってくるヒドリガモはオスもメスも夏羽に衣替えしています。オスは額から頭頂にかけて淡い黄色が走ります。顔周りの赤茶色(光が当たる時)、こげ茶色(曇ったとき)とのコントラスで、浮き上がるほど目立ちます。

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カモの中でこれほど目立つのはいません。近くで見ると背中の上面の灰色の羽に波模様の小紋が入っています。繊細なきめ細やかな波の模様は玄人受けするものです。

オナガガモにも似た模様があり、私はお気に入りのカモ模様の双璧にあげます。また、尾羽の真ん中の二枚がオナガガモほど長くはありませんが、他の羽より長い。しかも黒く、先が尖っています。

ヒドリガモはオナガガモと外観があまり似ていませんが、尖った尾や背中の縞波小紋の形態が少し似ている点、食性や採餌形態、ユーラシア地域の繁殖分布が似ています。

しかも、これから渡って増えてくる様子や数の多さ、さらに繁殖地に向かう時期もよく似ているカモたちです。

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コメント

淀川のヒドリガモは堤防の芝生に上がって食事しています。芝生を食べているのでしょうか。

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