★ オナガガモ ★

2018年04月04日

根室地域は極東北極圏で夏に繁殖する渡り鳥の渡りのルートに入っています。なかでも数の多いカモ類にとり、中継地として重要な場所であり、春、秋には真っ黒な一団が次々にやってきます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ◆  オナガガモ  ◆

野付湾や風蓮湖、周囲の牧草地には餌を食べにたくさんのカモたちが降りています。広大な水面や牧草地では気にかけない限り目立ちませんが、何万というカモたちが一時的に生息します。

カモの中で早く姿を見せるのはオナガガモたちです。野付湾や風蓮湖の氷が解けだすといち早くやってきます。陸上にはまだ雪があり、草などは食べれないのに。

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彼らは干潟ができると水草を食べ、湾内から流れ出てくるアマモを食べ、雪が解けるのを待ちます。海辺は海水のせいで、陸上の雪が早く溶ける有利さがあるのです。

本州で見かけるオナガガモは、川や湖など淡水系で見かけられ、海水域ではあまり観察することはありません。しかし、野付湾内では普通にオオハクチョウやコクガンと一緒にアマモを食べています。

カモがたくさん集まると周辺にはオジロワシが集まり、虎視眈々と狙います。体調の悪い個体やケガで飛ぶ力が低下しているカモがいないか、時々、群れの上を飛び、群れを追い立てます。

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オナガガモが飛ぶ姿を下から見るとオスの尾の一部が長く伸びているのがよくわかります。これは真ん中の2枚の尾羽が長く伸びているからです。

日本名の由来になっている尾です。英語名はピンテイル(Pintai)で、長いピン状の尾羽から来ています。先に行くほど細くなり、綺麗に尖ります。とても優雅な飾りの羽です。
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オジロワシが水面や地面に降りているオナガガモを追い出してくれるおかげで、群れが飛ぶ姿を楽しめます。4月に入り、ますます北上して集まってくるのがよくわかります。
すでに繁殖期の夏羽の正装になり、今が一番美しい時期です。これから繁殖地ロシアのツンドラ地帯に向かう5月頃まで、オナガガモを愉しむことができます。
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コメント

そういえばオナガガモの飛ぶ姿をあまり見たことがないですね。Pin Tail とはなるほどですね。

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