★ コオリガモ ★

2018年03月07日

コオリガモが増えてきました。1週間前の爆弾低気圧で根室海峡に流氷が流れ込み、野付半島に達しました。しかし、風向きが変わり、国後島側に押し戻されてしまいました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

AU1A2870.JPG         前がオス。後ろがメス。胸の黒帯、お腹の白がくっきり。

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                   ◆  コオリガモ  ◆

流氷は遠ざかりましたが、その代わりコオリガモを連れてきてくれました。野付半島の沖合にたくさんのコオリガモが目立つようになったのです。

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コオリガモは名前に由来するように流氷につくカモです。氷に含まれる植物プランクトンが南下するに従い溶け出し、それを食べる動物プランクトンが大量に発生します。

さらにクリオネやオキアミ類が動物プランクトンを食べ、増殖します。すると小魚や大きな魚が集まってきます。食物連鎖の最前線が流氷とともに出来上がってくるのです。

鳥たちがそれを見逃すわけありません。貝類や甲殻類、小魚を食べるコオリガモが流氷の周りに集まるのは、自然では当たり前のことです。

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もちろん、コオリガモ以外のカモ、ビロードキンクロやクロガモが群れになって集まってきます。鵜の仲間のヒメウやウミウも多くなります。カモメの仲間もたくさん集まってきています。

流氷帯が野付半島に接近するとき、流氷群の先端の方にはコオリガモの群れが飛び交います。流氷の中にできる水面を目ざし、群れが集まってくるのです。

その光景はこれからですが、今は野付湾から出ていく小型国産流氷の周りに集まってきています。メス1羽にオスが数羽が集まり、猛烈に自己アピールをして飛び交っています。

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極北のツンドラ地帯で繁殖し、カムチャッカ半島やアリューシャン列島周辺で大方のコオリガモは冬を過ごすようですが、流氷時期になると食べ物が効率よく捕れるこの地域に集まってくるのかもしれません。

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コメント

飛んでいる様子を写した絵が最高。

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