★ 波しぶき凍る ★

2018年02月06日

流氷が知床半島までオホーツク沿岸に接岸しています。海氷情報センターの最新の情報では稚内から知床半島まで接岸し、大流氷原が広がっています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                    ◆  波しぶき凍る  ◆

流氷が来ると海水の温度が下がり、海岸地域は気温が下がってきます。そこに北極から寒気が入ってくると海上の気温も零下になってきます。

その影響を野付半島も大いに受けます。野付湾の中の氷が厚くなり、湾内で出来た氷が干満の潮の動きで根室海峡にでて、国産流氷になり流れていきます。

寒さが安定すると野付の浜の景色が一変します。防波ブロックが白く塗り替えられるのです。浸食がはげしい海岸線にはブロックがまっすぐに並べられています。

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北から吹き付ける風で大きなうねりが波になり弾けます。10メートル以上に上がったしぶきはブロックを乗り越えてきます。空中に舞った海水の水滴が寒気で凍り、ブロックや海岸の小石に付着していきます。

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凍った水滴はやがて層をなし、ブロックを白く変身させていくのです。滝が凍って行くのと同じ原理で氷になっていきます。真水と違い、氷が白く濁り、ねっとりした風合いです。

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粘り気があり、砂糖菓子みたいです。海水が凍るのはかなり低い気温だったんでしょう。垂れているツララ、屋根から垂れ下がるツララと違い凸凹していびつです。

波しぶきと風と寒気が作り出した景観。規則正しく並んだブロックが白く輝き、車で素通りしていくのがもったいなくて撮影してみました。

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近寄ってブロックに付いた氷の表情を見ていると、偶然、自然、無作為なアート。これほどの規模で人が創出すれば、莫大なお金がかかってしまう。

お金のことまで考えると、思わず感動してしまう景色。いいのです。

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コメント

波しぶきの氷結のしくみ、よくわかりました。

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