★ 越冬・メスジカの群れ ★

2018年02月05日

今年は雪が少ない根室地方。おかげで灌木や草が雪の下にならず、顔を出しています。群れで冬を越すエゾジカたちにとり、とても生活しやすい状況が続いています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ◆  越冬・メスジカの群れ  ◆

野付半島で見かけるエゾジカの数が今季はとても少ないようです。雪が多くて生活しにくい原野のシカたちの流入が多くないのです。

出会う群れは野付半島の先端部に広がる草原を縄張りにする群れと竜神灯台周辺の群れ、ナラワラ原生林1の群れ、ナラワラ原生林2をねぐらにする群れです。

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雪の多かった昨年まではワンダラーの群れが多くみられましたが、今季は本当に少ない。日中に道路際まで出てきて枯草を食べる数百頭のエゾジカの姿は今年は見られません。

先端部を縄張りにするメスの群れは夏季に行動と変わらず、夕方になって人の気配がなくなった道路側の海岸に出てきます。

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子供を連れたメスたちが湿地の向こうの丘から姿を見せ、やってきます。待っている私を訝しそうに立ち止り、何者かを確かめるようにじっと見つめます。

次々にやってきて、横1列に並び、顔をこちらに向けて観察しています。こちらが何かしでかすかもしれない。そうなったらすぐに逃げ出そう。そんな緊張感が伝わってきます。

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カメラを向けシャターを押し続けていると、いつの間にか丘の上に体格のいい、大きな角を持ったオスジカが現れ、じっと私を見つめています。

背筋を伸ばし、見下ろすように私を観察しています。畏怖堂々。気品に満ち、王者の風格を持った美男です。

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ゆっくり自信に満ちた歩様。お尻周りの白い毛を思い切り広げ、自己主張をして降りてきました。不安げなメスたちを安心させる威厳と威嚇に充ちた姿勢を私に向けて示威してるようです。

これまで私が出会ったどのオスよりも男前で体格、風貌の優れたオスに見えます。惚れ惚れとはこんなオスジカのことを言うんです。

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そのあとゆっくり歩きだし、群れを引き連れえ餌場に向かいました。

エゾジカ物語、ますますはまりそうです。面白い。

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