★ 氷下待ち網漁の季節 ★

2018年01月17日

本州は寒波に見舞われ、日本海側は大雪で大変です。除雪の苦労、心よりお見舞い申し上げます。根室地方は逆に温かく、風蓮湖はまだ根室側の半分が凍っていませんでした。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ◆  氷下待ち網漁の季節  ◆

風蓮湖は周囲96キロもある汽水湖です。その真ん中の槍昔半島で半分に仕切られるようになっています。別海側の湖の方はほぼ凍っているのに、根室側の方が期待に反し凍っていないのです。

不思議な現象です。きっと太平洋の暖気が入り込んできて邪魔しているような気がします。

8日の日、風蓮湖に日の出前から行ってきました。風蓮川とヤウシュベツ川が流れ込んでいる別海側の湖です。なかなか凍結が進まなかったのですが、ここにきてようやく氷の厚さが増してきました。

氷下待ち網漁が8日からスタート。漁師さんたちが前日に仕掛けた網上げの時間に間に合いました。軽トラックが続々とやってきます。

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太陽がまだ上がらないうちにスノーモービルに乗り換え、漁師たちが仕掛けた網場に出発していきます。ヤウシュベツ川の上を河口に向け、片や上流に向け、ライトを点けて走り出していきます。

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いいもんですね。初陣は。期待と不安を抱え、それぞれのポイントに向かいます。前日に来て切り出した氷の厚さはようやく15cm。例年ならすでに20cm以上の厚さになっているはずなのに、薄いんだそうです。

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そのため川の中だけに網を仕掛けたとか。本当は湖の真ん中の方に行って仕掛けたいんだと聞いた漁師は答えてくれました。慎重なんです。無理しないんです。

気温はマイナス8度。葦の茎に霜の結晶が張り付き、水平線から出てきたばかりの太陽でオレンジ色に輝いています。

網上げしている漁師の作業姿が川水の湯気でぼやけて見えます。温泉の近くで仕事しているような幻想的な光景です。

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網に入っていた魚を見せてもらいました。狙いはワカサギとチカ。それ以外のゴソガレイやボラ、トゲウオの稚魚などは氷の上に投げられています。外道としてワシやカラスにあげるのです。

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わずかしか獲れていません。不漁です。これから川に上がってくるのだそうです。いつになるかわからないけど、上がる時はどっさり。それを待つのです。

今は禁止されていますが、川での釣りは30年前、入れ食い状態の時がありました。入れるたびに4、5匹のワカサギやチカが一度に上がってきたものです。興奮して釣りまくったら、バケツに3杯以上になりました。

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持って帰って処理するのに苦労しました。あれ以来、嫌われないように食べる分しか釣らないと決心しました。

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コメント

道東の風物詩ですね。

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