★ 恐る恐るのキタキツネ ★

2018年01月13日

本来、キタキツネは非常に警戒心が強く、慎重で、出会うと一瞬固まるが、すぐに去ってしまう。ただ、学習性があり、人馴れしてしまうキツネがいるので誤解を受けることがあります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ◆  恐る恐るのキタキツネ  ◆

エゾジカの死体から肉が削がれ、骨が見え出すと周りで様子を見ていたキタキツネが寄ってきます。ハマナスの灌木の中からじっと鳥たちの様子を窺っています。

見ているとキタキツネはワシが苦手のようです。オオワシやオジロワシがいると近くまで来てはワシたちが移動してくれないか、上目づかいをして様子見をしています。

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ワシがどきそうもないと静々と戻っていきます。それでもご馳走は諦めがつかないようで、10分、15分ごとに姿を見せ、ワシの動向を見ています。

ワシたちが大方の肉を食い尽くすと強い成鳥のワシは来なくなります。若いワシや幼鳥になり、数が減ってきます。カラスが増えてくるとワシはいづらくなり、飛んでいきます。

するとキタキツネがほぼ骨になった遺骸にとり付きます。肋骨の根元や脊椎のわずかばかりの肉を剥し食べるのです。この時にキタキツネの細長い顔が役立います。

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前歯で骨に付いた肉を実に上手く剥します。小削いで食べる。この表現がぴったり当てはまります。ここまで来るとキツネとカラスの力量が物を言います。

時間が経つと関節を支えていた腱筋が緩んでくます。すると肋骨の骨が1本、また1本となくなっていきます。キツネが取り外して持っていくのです。

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数日すると肋骨はすべてなくなり、頭と脊椎と骨盤、各脚が残った状態になります。

頑張るキツネは脊椎の関節を1個、1個外して持っていきます。1週間たって行ってみると頭蓋骨も脚も消えていました。

鳥葬の完成です。見事に遺体は消えました。

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コメント

神戸の六甲山ではイノシシに餌付けする人が結構いて、それがイノシシが街中に出没する大きな要因になっていましたが、近年、そういう人がだいぶ減り、街のイノシシもかなり減りました。かつては街のゴミ箱をあさり、新幹線新神戸駅のホームに現れるは、甲子園球場にタイガースの応援に来るはでたいへんでした。キタキツネに餌をやる人はいませんか。

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