★ 鳥葬を考える ★

2018年01月11日

エゾジカの死体に集まってくるのはオオワシ以外にオジロワシやハシブトガラス、ハシボソガラス、ワタリガラス、キタキツネがいました。海岸線だとカモメの仲間がたくさん集まってきます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                   ◆  鳥葬を考える  ◆

そもそも厳寒期に亡くなると体は急速に凍りだし、一晩を越すとかちんかちんに凍結してしまいます。切り裂き屋のオオワシでさえ硬い皮を裂くのに時間がかかります。

見つからなければ凍結したまま気温が緩む3月くらいまで冷凍マグロ状態です。でも食べるものが極端に少なくなる時期に見つからないことはありません。

自然界では鳥たちが死体を腐る前に食べてしまうのは普通なことです。しかし、人の世ではほとんど行われていません。鳥葬が行われているはチベット高地などほんの一部の地域です。

チベット人にとりもっとも一般的な方法が鳥葬です。儀式により魂が解放された肉体はすでに肉の塊にすぎません。死体を街の郊外に設置された鳥葬場所に運び、裁断し、細かくし、集まってきたハゲワシなどに食べさせるのです。骨は砕き、食べ残しがないようにします。

すごい数のハゲワシがやってくるので30分もかからないうちに天に運ばれてしまいます。それは見事です。電光石火です。

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鳥葬を気持ち悪いといわれる方は多いと思います。チベット高地で鳥葬が一般的になった理由は火葬や土葬は環境に負荷をかけすぎることが大きいようです。

高地には森林がありません。山岳地帯で簡単に土を掘れないことが上げられます。ただ、伝染病で亡くなった死体は病原体の拡散を防ぐために土葬に伏されます。

野付半島の鳥たちはそこまでの考えはしませんが、鳥インフルエンザに感染したハクチョウやカモを食べているはず。それで病原菌が拡散していないのは、彼らが病原菌を押さえる能力を持っているように思えてなりません。

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