★ 根室海峡のケアラシ ★

2017年12月22日

「けあらし」の季節になりました。けあらしを毎年観察してきて気づいたことは、発生しやすい場所があることです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ◆  根室海峡のケアラシ  ◆

気象と地形を研究しているわけではないので、論理的に説明できませんが、川が海に流れ込み、川水が海上に流れていく方向に発生しやすように思えます。

しかし、経験を覆すような自然現象がときに起きます。マイナス15℃を示していた朝、野付半島から知床半島を望む標津の海で、広範囲にケアラシが発生していました。

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日の出前、明るくなってきた海。水面から湯煙が上がるように揺らぐケアラシが立ち上がっています。霧みたいに塊になって流れていくのではなく、ふわふわと彷徨うようにゆっくりと動いていきます。

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はじめは標津の浜の方から流れてきて沖合へ広がっていきます。ゆっくり根室海峡の方へ、さらに国後島へ向かって彷徨っていきます。

濃淡の湯煙が海の上を揺らめいていきます。山の上の方に太陽の光が当たりだすと少しはっきりと浮かび上がってきました。

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知床半島の方は広範囲に発生しているらしく、海上のもやい方が白く、濃く見えます。それに比べ国後島の方へ向かうケアラシは沖合に向かうにつれ、薄らぎ消えていく雰囲気です。

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沖合を流れる海流が速く、水温と空気温の兼ね合いがうまくいかないのです。

そうこうしていると太陽の光が海面に当たりだし、湯煙は嘘のように消えてしまいました。なんと不安定な、長持ちしないケアラシ。

「けあらし」が発生する日は高気圧に覆われているので、風もなく、昼間は穏やかに晴れます。早朝、ケアラシがでる日は漁師にとって、「漁日和」として歓迎されています。

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