★ 霜化粧 ★

2017年12月07日

いいシバレが入ってきました。先週から強烈な寒気がなだれ込み、根室地方はすっぽり冷凍厳寒に包まれました。マイナス11度、マイナス18度。慣れる前に来られると体が縮れこんでしまいます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                     ◆  霜化粧  ◆

低気圧が東方海上に抜け、西高東低の気圧配置になると等圧線が縦になり北から乾燥した寒気が降りてきます。太平洋の湿り気のある暖気を押し出し、澄んだ空気が広がります。気温が日中でも下がっていくのが、寒暖計を見ながら確かめられます。

来るよ、来るよ、シバレが来るよ。外に出るとパキパキしてくる気配が満ちてきます。さーぁ、明日は間違いなく霜晴れだ。澄んだ星空を見ながら期待します。

深夜マイナス10度以下になっていれば、タワラマップ川沿いの林は霜の花が咲きます。気温が下がれば下がるほど川の水温との差が開きます。川は温泉になり、湯気が上がり、周りの草や木に結晶となって付着していきます。

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湯気が含む水分。気温が低いほど上昇していきますから高い木の上の方まで結晶が成長します。一つ一つの枝をコーティングするように均等についています。

場所によっては雪の結晶みたいな霜になります。これに上がりたての太陽の光が射しこむと真っ白に浮かび上がります。黒い枝が白の花をつけたように輝きます。

光が当たる前から待っていると上の方から白く輝きはじめ、ゆっくり下の方が白くなっていきます。くすんでいた森が明るく、白く変身していきます。

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湧水に落ちた枯葉にできた白い結晶。池の中の葦の穂がこれまでにない白色に輝きます。新芽のときの萌える美しさ、花穂を出したときの美しさ、そして霜の花になったとき、三度の化粧直しです。

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木肌がつるつるのオニグルミの木肌もうっすら化粧。整地されたところに生えてきたヤチハンノキの幼木たちもそろって真っ白です。

なんと楽しい散歩です。ゆっくり、ゆったりです。

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でも、この美しさも太陽が上がるにつれぱらぱらと散っていきます。儚くて、短い短い美しさです。

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コメント

これらの写真、本にしたらどうのようになるかなあと想像します。子供たちの「センス オブ ワンダー」が刺激されるといいなあ。

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