★ アメリカコハクチョウ  ★

2017年12月06日

根室地方はオオハクチョウが渡りのルートにしている地域です。コハクチョウは稚内から日本海側を南下していくルートを取ることが多いので、オオハクチョウの群れに入ってしまうとつい見逃してしまいます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ◆  アメリカコハクチョウ  ◆

野付湾には、多いときで2000羽以上のオオハクチョウが初冬に集まります。その中にコハクチョウが混じって滞在していることがあります。が、一羽一羽確認していかないと探し出すのは面倒です。ついスルーしてしまいます。

たまに、運よく、コハクチョウを見つけると嬉しくなるのは不思議です。いるとこではわんさかいるのに。掘り出し物を見つけた気分になるからでしょう。

最近、オオハクチョウが野付湾にあまり集まらなくなり、おかしいなと思っていました。お越しになるクライアントさんに聞き込み調査をしているとデントコーン畑にまだたくさん集まってる、と教えてくれる人がいました。

毎日、牛の診察に回っている獣医さんです。〇〇の牧草地に多いよと具体的に言ってくれました。開業する前に住んでいた地域だったので心当たりがあります。

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さっそく行ってみました。前日に5センチほどの雪が降り、畑は真っ白です。原野にあった沼が牧草地の中に残されています。オオハクチョウたちはそこをねぐらに、餌場に通っているのです。

500羽以上はいます。沼が小さいせいか密度が新潟の瓢湖に集まるハクチョウみたいです。すでに飛び立って餌場に行っている群れもいます。日の出の時間は過ぎていましたが、次々に飛び立ってきます。

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数を数えてみようと飛び出してくるオオハクチョウを片っ端から撮り続けました。それを帰ってきてから数えていると、コハクチョウを見つけました。

くちばしの先の黒い部分が多く、嘴基部の黄色い部分が小さいコハクチョウの三羽群れを二つ見つけました。さらにじっくり見るとコハクチョウよりもくちばしの黒色の占める割合が大きく、付け根の部分がわずかに黄色の個体が一羽入っています。

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この特徴は北アメリカ北部で繁殖しているアメリカコハクチョウです。コハクチョウの亜種と言われていますが、日本にはコハクチョウに混じって毎年少数が来ています。

野付湾でも隔年くらいで見つけています。いつも遠くにいるのでまじかで撮影したのは初めてです。

AU1A5573.JPG        先頭がアメリカコハクチョウ。後ろ2羽がコハクチョウ。

嬉しいもんです。オオハクチョウか、て思い込まなくてよかった瞬間です。

根室地域にもコハクチョウやアメリカコハクチョウが少数ながら渡りのルートに使っていると思います。

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コメント

写真を大きくしてよく見ると嘴の基部の違いがわかりました。野外の双眼鏡くらいでは見分けつきませんね。さすが。

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