★ マガン ★

2017年11月18日

キャハハン・キャハハン。甲高くてよくとおる声。このところ毎週観察に行ってるヒシクイの声と明らかに違う声が近づいてきて真上を通過していきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                      ◆  マガン  ◆

お腹に黒太い縞模様があります。筆にたっぷり墨を含ませ、さっと走らせたような力強い筆模様です。ヒシクイのお腹にはない模様です。

上がってきた太陽にあたってくちばしが白く光っています。体全体が黒っぽい褐色をしているので目立ちます。くちばしの根元から前頭部、人なら額にあたるところでしょうか。

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この特徴を持つ雁はマガン。ロシア、チュクチ自治管区とカムチャツカ地方にまたがるコリャーク山脈を越えた広大なツンドラ地帯で繁殖して、カムチャッカ半島を経由、オホーツク海を南下して日本に渡ってきます。

その多くは日本海側の美唄市西端の淡水湖、宮島沼に集まります。国内最大の中継地であり、国内最北の中継地になる場所です。

ここから冬鳥として東北地方から日本海側の湖沼、水田、湿地に渡来し、大きな群れで越冬します。なかでも、宮城県伊豆沼・蕪栗沼周辺は、日本最大の越冬地です。

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ですから根室地方に寄る群れはあまり見かけませんでした。ヒシクイの群れに混じる数羽を見かけることがあっても、群れを見かけることはなかったです。

でも、おととしの春に羅臼沖を500羽以上のマガンが北へ移動しているところを写真に収めた記事が道新に載っていました。その時はあり得るかも、と思っていました。

10月14日、早朝、34羽のマガンが私の上を通過していきます。根室地方も中継地に使うマガンがいるようなのです。マガンだけの編隊です。

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美しいV字編隊をつくり、餌場にしている牧草地に飛んでいきます。

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コメント

そうか、マガンの腹の一筆書き、覚えとかなくちゃ。

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