★ 神秘のキジバト ★

2017年09月06日

当幌川に倒れ込んだ木。数年前に倒れ、黒光りしています。満潮になると水に沈み、干潮になると出てくる幹にひっそりとキジバトがやってきます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ◆  神秘のキジバト  ◆

根室地方のキジバトは春にやってきて夏を過ごし、秋になるといなくなる夏鳥です。4月にやってくると鳴き声で知らせてくれます。そのあとはほとんど目立たなくなり、姿を見つけるのが大変な鳥になります。

森にいるとアオバトよりも目立ちません。巣を見つけるのも大変です。京都にいた時は、街路樹に巣をつくり、2階の窓辺からその中を観察できる普通の野鳥でした。

根室地方に住み、いざキジバトを観察しようと気を吐いても、警戒心が強く、なかなか観ることができません。身近な鳥ではないのです。

キジバトは本州の里ではヤマバトと言われ、秋になると森からやってきて田んぼや畑に落ちているイネや豆の実を拾って食べる風景がありました。

AU1A9703.JPGそれが1960年代、銃猟規制で捕られなくなってから都市部に入り込み、1970年代には都市の街路樹や神社の境内などで営巣する様子が目に付きだしました。ごくごく普通の野鳥と化しました。

根室地方では繁殖が一段落すると、刈入れが終わった牧草地や畑、草の種が実る草地に飛んできだし、目立つようになります。

森から数羽の群れで飛んできます。野付半島では海岸の草地に飛んでくるので見かける頻度が上がるのです。

AU1A3438.JPG水辺に水を飲みに来るキジバトは10メートルほど離れたヤナギの木に飛んできて、枝伝いに倒木にやってきます。偶然、カワセミが近くの枝に止まっていた時に見つけたのです。

そこはみんなの水飲み場になっていて、ひっきりなしにキジバトがやってきました。ヤナギの枝が覆うように伸び、タカ類が低空で飛んできて襲うことができない隠れ家的な場所になっています。

安心して飲めることがキジバトの警戒をなくしているのです。幹を降りてきて水を飲み、終わると歩きで上がっていき、遠いところから飛んでいきます。

AU1A3263.JPG潜んで狙いを定めるタカの目を欺くには最良のやり方です。やってくるキジバトがとても神秘的に見えるのは彼らの行動に惹かれるからです。

                   9月の花 サワヒヨドリ

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コメント

我が家の周りではドバトよりキジバトの方が多いくらいです。ドバトをタカを使って近づけないようにしているマンションもあります。こちらのキジバトはヒトにも慣れやすいですね。

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