★ シギ・チドリの秋渡り 7 アオアシシギ ★

2017年09月13日

アオアシシギは見ていて飽きない。細身でスマートな体形をしていて、動きが俊敏で、水辺を活発に動き回ります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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             ◆  シギ・チドリの秋渡り 7 アオアシシギ  ◆

一日で一番動きがいい時間帯は干潮になる前から満潮になっていくとき。海水がゆっくりから早く動く時間帯です。

干潟は一様に平らではないので、段差があったり、深みがある場所、藻がたくさん生えているところ、ないところさまざまです。

そんなちょっとした違う環境の中を小魚(多くの場合、幼魚が多い)が活発に動き回ります。鏡のような水面がざわざわ揺れ動くシーンがよく見られます。

AU1A7512.JPG小魚の群れがプランクトンなどを追いかけまわしているのです。早い流れによって湧き上がるプランクトンや小エビ、オキアミなどが効率よく捕れます。

上げ潮が始まり、水の引いた干潟に海水が流れてくる光景は津波で押し寄せてくる波のミニチュア版です。小魚たちは波の先端に乗ってやってきます。

サーファーが大波の乗って陸に向かうみたいで、それを見ているだけでわくわくしてきます。アオアシシギがやってくるのはこの時です。

AU1A7562.JPG浅い水の中を小魚を追廻し、必死で動き回ります。長い足がこの時に活躍します。さっさと方向転換し、素早く動き回る小魚を狙い、捕獲します。

足が3分の1ほどしか水に入っていないときはくちばしを突き刺すように入れ、魚をつかみます。深くなると横から魚を狙うようで、水の中に嘴を開いたままつけて前進しながら採食することもあります。魚の動きに対応した捕り方です。

くちばしが少し上に反っているのも魚を捕るのに適した形態になっているのではないでしょうか。

AU1A7225.JPG引き潮のときに少し段差あり瀬になるところではあまり動かず、待ちの姿勢で瀬を下ってくる小魚を狙い捕りします。条件がいいとたくさんのアオアシシギが集まって魚を捕っています。

アオサギたちもやってきて狙います。じっと待つアオサギの捕り方に比べると動きは活発なので、「動」と「静」の違いを愉しむことができます。

AU1A7594.JPG秋はアオアシシギやキアシシギが多くみられます。ねぐらに集まってくるときも似たようなところを選ぶようです。

「ピョピョピョ」と飛び出して行くので遠くからでも確認できますが、姿を見せて近づくとすぐに逃げてしまう警戒心の強いシギです。

                  9月の花 モイワシャジン

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さすが観察が精密です。

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