★ シギ・チドリの秋渡り 3 キアシシギ ★

2017年08月31日

「ピューィッ、ピューィッ」、笛の音に似たよく透る声が上空を飛んでいきます。夜9時、犬のスズハの散歩をしています。声の強さから30、40メートル上空です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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             ◆   シギ・チドリの秋渡り 3 キアシシギ   ◆

声の主は、キアシシギ。声で簡単に識別できる数少ないシギです。シベリア北東部やカムチャッカ半島で繁殖し、日本列島の各地をなめるようにして南に渡って行きます。

日本各地で普通に見られるポピュラーなシギと言えます。探鳥家の中には「あー、キアシか」と興味なさそうにされる方も多い、あまり人気のないシギです。

野付半島ではも、たくさんのキアシシギが渡ってきて干潟や湿地で姿をよく見かけます。私はキアシシギが大好きで、群れが集まりそうな場所を探し、うろちょろしています。

AU1A0657.JPGキアシシギを愉しむには干潮から満潮に向かう時間帯です。海水が露出した干潟に押し寄せるように満ちてくるときです。海水の先にたくさんの稚魚が一緒にやってきます。

何故なんでしょうね。川の流れのように押し寄せる浅瀬に乗り込み、機敏に動き回り、群れになった小魚を捕ります。のんびりと眠っているキアシシギからは想像できない俊敏に走り回る姿にくぎ付けになります。

AU1A1896.JPG眼からくちばしの先端に走る白い流星(眉斑)が魚を捕る照準器みたいで、顔つきが精悍に見えます。照準を合わされた魚はひとたまりもありません。

キアシシギが繁殖する生息環境での行動が想像できます。ツンドラ地帯の山間渓流や川原で、俊敏な魚や昆虫を走り回ってとっている姿はここ以上に活発であるはずです。

AU1A7048.JPG満潮になってくる夕方に群れをなし、干潟に横たわった倒木や土塁に集まってくる様子も力強さを感じます。他のシギと違い方向転換しないで低空でやってきます。

翼を広げ降り立つとき羽から透けてくる光の具合がとってもいいのです。動から静への区切りです。

AU1A8383.JPG                  8月の花 エゾノキツネアザミ

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穢れのない顔をしていますね。目つきがいいです。

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