★ シャクトリムシ ★

2017年07月22日

シャクトリムシを見つけました。オニシモツケの花と葉を丁寧に眺めまわしているときに、緑の茎にそぐわない黒褐色の枝が引っ掛かっていると気づいたのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                   ◆  シャクトリムシ  ◆

近寄ってみると枝ではなくイモムシです。後ろの足2対で茎を持ち、頭を花茎につけています。でも、イモムシならお腹にもっと足がたくさんあります。このイモムシには足がありません。

ふつうイモムシは、胸に3対の足を持ち、お腹に5対の疣足(いぼあし)があります。それがない。となるとシャクトリムシ。シャクガの幼虫です。

AU1A3795.JPG見つけた幼虫は体を伸ばしたまま、まったく微動だにしません。枯れた葉柄にしか見えません。これが彼らの生き延びる術です。だましの術です。保護術です。

AU1A3788.JPGイモムシは3対の足と5対の疣足を使い葉の端や茎に体を沿わせ歩きますが、シャクトリムシはそれができません。疣足が後ろの2対を残し、退化しています。つまり前と後ろにしか足がありませんん。

そこでイモムシなのに独特の歩き方を生み出したのです。前の足を離し、体をまっすぐ伸ばし、掴まります。次に疣足を離し、体幹を前足の位置まで引き付けます。

丸い山型になり、平らになりを繰り返し歩きます。何とも滑稽な動きです。楽しいです。この動きが指を広げて長さを測るごとく、全身を使い長さを測るように見えることから「尺取り虫」と呼ばれる理由です。

AU1A8785.JPG天敵の鳥たちから難を逃れる最高の術なんです。

                                 7月の花 ホザキシモツケ

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コメント

今の子供たちに「尺」という概念はわかるかなあ。そのうち「センチ取り虫」に改名するかも。もっとも映像の世界では「尺が長い」「尺が短い」なんて言い方が今でも普通ですが。

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