★ 花粉まみれのヒガラ ★

2017年05月15日

旬の色があります。ある時季にしか染まらない色。本来の羽色が色づき、おやっ、と惑わせる色です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ◆  花粉まみれのヒガラ  ◆

4月の下旬、根室地方の林の周辺はいっせいに咲いた黄色の花に彩られたヤナギの木でにぎわいます。これを美しいと愛でる人は多くはありませんが、色鮮やかな黄の色が一挙に春らしい気分にしてくれます。

ヤナギの雄花、雄しべの先の花粉の黄色が太陽の光で輝きます。朝陽が当たるとこれぞ黄金色。何ともまぶしい色です。

河畔のヤナギの大木の下で待ち構えていると次から次と小鳥たちがやってきます。中でもすばしっこく、機敏で、ちょこまかと枝から枝に移動するヒガラは捉えずらい。双眼鏡に入れるのさえ、難しいことがあります。

AU1A0017.JPG花穂にくちばしを入れ、雄しべの根元を探っています。時々、引き出してくるのは虫の幼虫。小さな芋虫が花穂の中に隠れているのです。

枝の上から、下から、こまめに移動して探します。その時に雄しべの花粉がくちばしの周りや喉や胸、頭に付きます。黄色の花粉がいっぱい付き、顔や胸の羽が黄色に見えるほど付いているヒガラもいます。

AU1A0010.JPGヒガラは雄花だけではなく雌花にも立ち寄りますから、花粉の運び屋になり受粉を促進します。花に付いた虫をいただき、代わりに花粉を運ぶ、両者にとりいいとこ取りの関係が出来上がっています。

羽の色の黄色は生活の匂いぷんぷんです。

AU1A9973.JPG             雌花にとりついて虫取りをするヒガラ

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コメント

ヒガラでなくキガラかな。

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