★ 我慢の時季 ★

2017年03月18日

流氷が来ると野付半島はいよいよ春の雰囲気。湾内の氷は気温がゆるんで次々に外海に流れ出ていきます。この時期だけ野付半島は右も左も氷で囲まれる珍しい風景になります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                    ◆  我慢の時季  ◆

年により流れ着いた流氷が地勢状、動かなくて4月になるまで逗留することがあります。接岸した氷が動かないと海が静まり、波により打ち上げられる海の産物が少なくなります。

それを糧にしているキタキツネはしばらくしのぎの時季に入ることになります。早朝から海岸に沿って食べ物探しが始まります。淡々と波ぎわを歩きながら少量でも食べるものにありつこうとしています。

AU1A0522.JPG昨年まではコマイ漁の定置網が設置されていたので、投げられた雑魚がなんとか手に入っていました。今年はすべての定置が撤退したせいで浜には全く海産物はありません。

AU1A0336.JPGオオワシもオジロワシもほとんど姿を見せず、てくてくと歩いてくるキタキツネに出会います。流氷が動かないとキタキツネは氷の上を歩いて沖合の方へ出ていくこともあります。

AU1A0538.JPG動いたらどうするのだろうとつい心配をしてしまいますが、彼らはその時の気候や氷の動きに敏感に注意を払っています。沖に出ればなんか食べ物に預かられるからでしょう。

とてもフレンドリーなキツネがおり、とても神経質なキツネがいる時季でもあります。のんびりと歩いてくるキツネ。こちらに気づいて雪原を疾走していくキツネ。

これが春なんです。

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コメント

キツネ君、侘しそうですね。

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