★ 流氷春 ★

2017年03月13日

根室地方では「流氷」は春の季語です。3月になると、流氷がオホーツク海から根室海峡に大量になだれ込んでくるのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                         ◆  流氷春  ◆

12月から凍りだした流氷はサハリン沖で成長し、真っ平らな大氷平原になって日本に押し寄せてきます。風の影響を大いに受け、岸に接岸しては、沖合に離れていくを繰り返します。

寒気が厳しいと氷は厚くなり、割れづらくなります。移動もばらけず、塊って動きます。南下してきて陸にぶつかり、知床半島の海岸に押しやられ止まります。

押しやられているうちに氷は割れ、風によっては氷が氷の上に乗りあげられます。吹き寄せ現象で、時には山のように盛り上がります。

AU1A0622.JPG寒さが厳しい時は団結力が強く、国後島や択捉島で堰き止められ、動きません。それが日射しが強くなっていくうちに水が温みだし、氷がばらけだします。

3月に入って温みが加速しだすとせき止められていた氷は、ばらけて根室海峡に怒涛のごとく流れ込んできます。

それに北東の風が吹くと一挙にやってきます。しかも根室海峡の流れは根室に向かい速く流れています。

AU1A1256.JPG2日前に羅臼の漁船が流氷に囲まれ、帰港できない事件がありました。毎日海に出ている漁師でさえ、予想できない速さで流れてくることがあるのです。

これこそ流氷です。野付半島に立って、沖合を観察すると、流氷が流れていく様子を見ることができます。動かない流氷は面白くありませんが、目の前の大きな流氷群がすーっと移動していくのは不思議な光景です。

AU1A1254.JPG今年の氷は予想どうり厚いです。強い風が吹けば、きっと海岸に山のような吹き寄せ氷の塊ができるはずです。

野付半島から知床半島までの海の景色、流氷で埋め尽くされているかのようです。

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