★ ユキホオジロとアマモの関係 ★

2017年03月11日

ユキホオジロがなぜ野付半島で越冬するのか、他の地域では頻繁に出会えないのか、海岸線で多く見かけられるのか、いつも疑問に思っています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                ◆  ユキホオジロとアマモの関係  ◆

今季もたくさんのユキホオジロがやってきました。渡ってきた当初は大きな群れで行動していましたが、雪が降ると十数羽の群れになり、積雪が重なるにつれ、地吹雪が吹くたびに数羽で行動すようになっています。

行動範囲も広がり、出会う、探して見つける確率が減ってきます。私はいつも探さず、偶然の出会いだけでユキホオジロを愉しんでいます。

彼らが好むのは植物の種。ハマニンニクの種が食べれるときはたくさん生えているところに集まりますが、食べつくすといなくなります。半島の草原を移動しながら雪が吹き飛ばされた露出草地で採餌してます。

AU1A8120.JPG砂浜を歩く修行をしているせいか、彼らには波打ち際で会うことが多いのです。波が打ち寄せる砂浜で何やら拾って食べています。いつも確かめてやろうと双眼鏡で観察しようとするとすぐに飛んで逃げてしまいます。

とくに群れているときは警戒心が強く、なかなか近づけません。最近僕も学習して、そこにいたには理由があるはずだから逃げられてもきっと帰ってくることを知りました。

狙い定め待つことを繰り返していると近寄れるチャンスに恵まれました。氷の陰に隠れ、じっくり見ていると小さなゴマ粒くらいの種を拾い上げ、食べているのです。

AU1A7846.JPG冬季に海岸に打ち上げられる種。考えられるのは海の中で生えているアマモしか思いつきません。11月から12月にアマモは大量に海岸に打ち上げられます。その時に種が残される。そう考えると納得がいきます。

厳寒期、エゾジカが来て打ち上げられた乾燥アマモを掘り出し食べています。その後にユキホオジロが集まってきて食べているのは、きっとアマモの種です。

AU1A8050.JPGユキホオジロが野付半島で越冬し続けるのは、アマモの種がおおいに貢献しているかもしれません。

もうすぐ彼らは旅立ちです。

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コメント

粘り強い観察に敬意。

ユキホオジロは飛ぶと翼の白黒があんなふうになっているんですね。

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