★ ヒシクイが渡ってきましたよ ★

2016年09月12日

ガンかもネットワークという全国の情報交換組織があります。ガンの仲間が秋になってロシアから渡ってくるといち早く報告し、情報を共有する組織です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

AU1A3637.JPG************************************

                 ◆  ヒシクイが渡ってきましたよ  ◆

ガンの仲間で一番早く日本にやってくるのはヒシクイです。ガチョウくらいの大きな鳥です。色合いは地味で、移動するときは高いところを飛んでいくので見つけずらい鳥です。

ただ渡ってくると鳴きあいながら交換のコールを交わし、牧草地や畑などに集まり、大きな群れになります。

地上に降りて餌をとりながら、ケルルン、ケルルンと大きな声を出すので、群れが見つかることがあります。

今季は台風が立て続けに北海道に上陸したせいか、例年なら8月末に第一報が入るのに、なかなか入ってきませんでした。

AU1A3669.JPGやっと8月30日にサロベツ湿原の上空を6羽のオオヒシクイが飛んでいくのが初めて確認されました。

31日には網走地方の濤沸湖で30羽のヒシクイが確認され、9月1日に7羽、2日には49羽以上と徐々に増えてきています。

また、北見の能取湖では9月2日に11羽がやってきて、4日には100羽以上に増えています。

太平洋側のウトナイ湖は9月7日にヒシクイ1羽、8日にはマガンが5羽やってきました。

AU1A3554.JPGいよいよ来るぞと緊張が走り、9月4日に野付半島と風蓮湖周辺を見回ってきましたが、気配を感じられませんでした。確認は、酪農家の人に連絡してもらった8日でした。

11日。我が休日。朝6時よりパトロールに出かけましたよ。でも、前日まで降っていた大雨で河川は増水、朝の満潮と重なり、河口の湿地はすべて水没、ヒシクイのの気配は全くありませんでした。

夕方になれば河口に集まるかもと期待をして風蓮湖に行きました。流れ込む川の河口をくまなく探しましたが、湿地が水没していて見つかりません。

あとは鳴き声便り。耳に手を当て聞き耳をたてます。車を走らせ1時間ほどして、ケルルン、ケルルン声をキャッチ。

AU1A3527.JPG車から降りて道路沿いに歩きます。声の方に向かい、双眼鏡で探しました。いました、いました。今季、秋の初観のオオヒシクイたち。牧草の中から頭を出し、こちらを警戒している様子。

さらに隣の牧草地からも声がします。歩いて移動して確認しようとしたときに一斉に飛び上がりました。大方500羽以上(後で写真で数える)、迫力のある翼を打ち下ろす音でした。

AU1A3538.JPG高台に立ち、その後周辺で確認したオオヒシクイの数は800羽以上になりました。

さあー、やってくるよ。後陣が。

トラックバック

トラックバックURL: http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/6988

コメント

わくわく感が伝わってきます。

いつも道東の情報をありがとうございます。今年はどこでも初飛来が少し遅かったようです。7月にロシアのレナ川のデルタで、初めてコクガンに標識をつけました。全部で21羽、全て黄色地に黒文字です。番号は、71、74、81から99です。私もまた先生にお目にかかりたいと思いますが、コクガンの飛来も楽しみです。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

(公開されません)

(HTMLタグ(b,i,br/,p,strong,em,ul,ol,li,blockquote,pre)が使えます)