☆☆☆ありがとう曽田選手
2009年11月29日
サッカーの神様はちゃんと見ていた。コンサ一筋に9年間の選手生活を送った曽田選手。最後の最後の5分間の出場で、PKを決めるという劇的なシーンが待っていた。11月29日のメモリアルゴール。この日は、愛する一人息子の誕生日だった。
後半44分、すでに時計はロスタイムに入ろうとしていた直前。ゴールエリア左でボールをコントロールしようと突っ込んだ曽田に相手DFが体を入れて阻止しようとしたろころ、2人が、そのまま倒れこみ、PKの判定。
本来は、DFの曽田がこの場面に行き着くことさえ、あり得ないのに、ドラマはその後も続いた。
緊張で、汗が流れ出す曽田。のどがかわく。ゴール裏のペットボトルから水をのどに流し込み、ボールを置いた。
せめて、ゴールの枠内に飛んでほしい。そんな願いが届いたのか、鋭いゴロのPKをゴール左に蹴ったが、GKの飛ぶ方向と同じで、GKに当たったボールは、再び曽田へ。プレイオンかと思われたが、笛が鳴る。なんと、蹴り直しの判定。
あり得ないことが、また起こった。ここで再び曽田は、ボールをセットし、またも左隅にゴロのシュート。そしてゴール。そのときの表情は、喜ぶというより、ほっとしたような顔つきになっていた。
3-1。一つ間違えれば、負け試合にもなりかねない2-1の場面で、指揮官は曽田をDFに入れることをためらう。FWは、曽田がコンサに入った当時のポジション。その後、DFに変わってから、チームの文字通りの柱として、最終ラインを守っていたが、腰とひざを痛め、手術、そしてリハビリ。今季はとうとうここまでベンチ入りすらできなかった。
DFでミスが出ればチームの負けにもつながる。指揮官の選んだのは、FWでの出場。その偶然がいくつも重なって現役最後のゴールが決まった。
試合後のセレモニーに多くの人たちが涙した。曽田は、一言も詰まることなく、一言もメモを見ることなく、自分の言葉で、9年間の現役生活を振り返る。
「ありがとう」と、「活躍できなくて申し訳なかった」という言葉が何度か繰り返され、サポーターが歌うコンサの応援歌が、どれだけ励みになったかを静かに語った。
その真摯な態度、惜しまれながらチームを去る曽田に、サポーターが「曽田コール」を繰り返すなか「ぼくの友達」「ぼくのチーム」「ぼくのサポーター」という言葉で締めくくった。
それから。一人息子の誕生日だったことを明かした。
涙が一筋、右の目から流れ落ち、ほほを伝った。
ありがとうミスターコンサドーレ、曽田選手。
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コメント
曽田といい、熊本の山口といい引退試合で点を取る人はなんか持ってるような気がするな。
曽田にもサポにも昨日は忘れられない1日となっただろう。
投稿者: やまや | 2009年11月30日 20:24