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☆何でもサッカーのマネばかりするな、という指摘

2009年11月17日

 道新スポーツ専属評論家の「なるべく週刊エモト!」が面白い。きょうのテーマは、プロ野球が、サッカーにすり寄っていることに対する猛烈な批判だ。かねがね思っていたことをずばっと言ってくれている。

 まず「日韓クラブチャンピオンズシップ」。原監督率いる巨人が「アジア1」となったことに対して、「日韓2カ国でやっただけなのに。何でもサッカーのマネをして」と批判している。
 確かにサッカーでは、国対国ではなく、チーム同士の対戦に「クラブ」を使うが、野球でクラブと言ってしまうと、社会人チームを指したり、単に企業の「クラブ」を指すであろう。

 さらに22日に、開かれる「U26NPB選抜対大学日本代表」の試合。U26も本来はサッカー用語。「アンダー」の意味の「U」は、年代別に選手を区切るサッカーの発想なのに、野球に当てはめるのは、しっくりこない。僕も大賛成。

 応援の方法についても辛口だ。まず「アウェイ」という言葉の使い方に対して、「野球はビジターという言葉でいい。さも流行に乗っているかのように、アウェイなどという用語を乱用するメディアと、それに迎合している一部の野球関係者(が悪い)」と、批判している。今や主流になった合唱スタイルの応援については、「野球には六甲おろしや、燃えろドラゴンズが似合っている」と持論を展開している。

 これには、ちょっと不満がある。日ハムの応援歌は、たしかに合唱で始まり、ドドンと太鼓がついて来るのが多いが、選手ごとに違っていて、在京のサッカーチームのサポの「ウォ-、ウォー」の連呼とも違う。だが、パリーグでも、サッカーの応援スタイルに限りなく近い球団もあるのは事実だ。

 まあ、六甲おろしは、阪神という、関西の文化にまで昇華したようなチームしか歌えない歌なので、どこも同じような歌を作れ、というのは無理だろう。しかし、サッカーのスタイルを積極的に取り入れることが、野球ファンの新規開拓になるだろうと、関係者らが思うなら、それは違っていると思う。

 最後に「サポーター」という言葉の使い方。これは、野球には似つかわしくない。大賛成だ。欧州サッカーの伝統のなかで、クラブを物心両面から「支える」のがサポーターの本来の意味。コンサのように一般のファンが出資者になっている比率が3割と高い「市民クラブ」は、まさに「サポーター」が支えているから、本来の意味に近いと思うが、商業色の強いプロ野球は、「ファン」のままでいいだろう。

 こうして書き進んでいくと、コンサドーレ、日本ハムとも、両球界のなかでは、かなり「珍しい」部類に入るチーム、クラブだということがわかる。エモやんに、今度会って話さねば。。。

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コメント

自分はサッカーも野球もそれぞれのだいご味があって面白い好きな競技ですが、野球がサッカーにすり寄っているの意見に賛成です。
野球でアウェイやサポーターと聞くとやっぱり気持ち悪いですから。
野球でのビジターやファンはそういうふうに呼ばれてきたある意味歴史があると思います。エモヤンに拍手!

今日は、はじめましてです

なるほど…記事面白かったです

言われてみれば、ホントそうですね
野球・サッカーには相容れない
それぞれ別々のファンとサポータがいて
マスコミや報道が、ごっちゃに表現してしまってるって気もします。

以前HBCのファイターズナイトで「アウェーの○●戦」と言っていたのがやたら違和感を感じまくったことを思い出した。
野球はビジター、サッカーはアウェーでしょう。
他のスポーツはどう使っているのかも気になった。

うーんと。
プレーしている人や応援に来ている人がどうこうというより、
マスコミがネタがなく適当にひねり出した結果がこうなってると思うのですが。
そういった意味でマスコミや出版業界はもうちょっと考えてほしい。

アウェーよりビジター(お客さん)の方が、優しい感じがして好きです。
この言葉がなくなるのはもったいない。

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プロフィール

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黒田 伸(くろだ・しん)
昭和32年、福岡県久留米市生まれ、千葉県船橋市育ち。早大卒。北海道新聞社メディア局在籍。今まで、アイスホッケー、サッカー、大相撲、野球など様々なスポーツの取材を行ってきた。過去には、横綱大乃国の婚約をスクープしたことも。著書の「田中将大ヒーローのすべて」はベストセラーに。その他「怒れ、泣け、そして笑え- 松村一郎の破天荒芸人記 -」などの著書がある。

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